こんにちは、イタリアの夏を満喫しきれていない えりか です。
一年以上無職でなんの社会のストレスから離れたところで生活している筆者。
今に至るまで、さすがに就活はしました、、が、まだ無職です。汗
イタリアで生活する上で就活や公的手続き、さまざまな契約も必要になってくる「Codici Fiscale」(課税番号)。
今回は、この「Codici Fiscale」とは何か、どのように申請するのかなどについて書いていきます。
Codici Fiscaleとは?
Codici Fiscale = 個人納税者番号 のことです。
イタリア人、イタリアに住む人は子供から大人まで全ての人がこの番号を持っており
ありとあらゆる場面で必要になります。
日本でいう 「マイナンバー」のような役割を持っている番号のことです。
Codici Fiscaleってどんな時に必要?
上記で述べた通り、ありとあらゆる場所で聞かれます。
ざっくりと例を挙げてみます。
- あらゆる公的手続き
- 銀行・郵便局の口座開設
- 携帯電話の契約
- 家の購入・賃貸契約
- 家具の購入
- 就職時(就活時含む場合あり)
- 定期券の購入 など・・
契約など大事な書類に記入しないといけないことがほとんどです。
また、家具を購入する際に聞かれたこともありこれには少し驚きました。
就職でも雇用主と契約を結ぶので、このCodici Fiscaleがないと契約が成立せず
就職ができない場合もあります。
Codici Fiscaleの申請しよう
3ヶ月以上イタリアに滞在する場合は、できるだけすぐこのCodici Fiscaleを申請しましょう。
(滞在許可書あるほうが、スムーズかもですが。)
申請場所
各地域の税務署 (Agenzia delle entrate)
下記に公式ホームページの事務所の検索リンクを貼っておりますが、
googleで一度、地域名と「Agenzia delle entrate」と検索すると一番わかりやすいと思います。
必要書類
- パスポート
- パスポートのコピー(写真ページ)
- 持っていればPermesso di Soggiorno(滞在許可書)とそのコピー(念のため)
- ペン(備え付けペンはありません)
費用
無料
申請の流れ
1)用紙記入
Agenzia delle entrateに行って受付で、「Codici fiscale」を申請したい旨を伝えます。
申請用紙を渡されるので、必要事項を記入していきます。
記入すべき場所はその場で指示してくれるので、必要な箇所だけ埋めるようにしましょう。
記入する住所は特に住民登録情報などを提示する必要はありませんでした。
当時、居候していた彼の実家の住所を記入でOKでした。
2)書類を窓口へ
番号札を取り順番を待ち、記入した用紙とパスポートなどの必要書類を窓口担当者に提出します。
その場で、担当者がパソコンでテキパキと登録してくれます。
以前に申請したことがあるか聞かれましたが、留学時に申請した記憶がその時はなくNOと伝えました。
その後、一時帰国した際に日本の家で以前申請した際のカードが見つかりましたが、
今の所全く問題ありません。
3)Codici Fiscaleを受け取る
登録が終わると、その場で印刷して完了印を押して、渡してくれます。
即完了です!
地域や時間によるかと思いますが、私は20分ほどで全て完了しました。
4)カードを受け取る
かなり待つようですが、いつか忘れかけた頃に下記のようなカードが届くようです。
1年ほど経ちましたが、今だに届いていません。→(加筆:1年過ぎた頃に届きました。)
気長に待ちましょう!
Codici Fiscaleの番号の意味を知ろう!
皆んなに与えられるこの番号。
全ての数字、アルファベッドには意味があります。
下記にて少し解読してみましょう。
上記の例で行くと、
RSS : 苗字の子音3文字。(子音が3文字なければはじめの母音が入る)
MRA:こちらも子音を3文字だが、3文字分の子音がないので、最初のの母音Aが入る
70A41: 生年月日の表示。
70→1970年の70
A→誕生月。下記の表のアルファベッドにて表記
41→誕生日の日付に女性なら40を足した数字を記入。
(男性の場合足さずにそのままの数字)
月 | アルファベッド | 月 | アルファベッド | |
1 | A | 7 | L | |
2 | B | 8 | M | |
3 | C | 9 | P | |
4 | D | 10 | R | |
5 | E | 11 | S | |
6 | H | 12 | T |
F205→生まれた都市のコード
ただし、イタリア国外の場合は国のコード。
(イタリアの場合下記リンクより調べられます)
Z→チェッククレジット(システムで振られるアルファベッド)
自分のCodici Fiscaleを検索しよう
カードはなかなか届かないし、外出時に突然聞かれて「・・・」となった場合、
実は、オンライン上で自分のCodici Fiscaleを検索することができます。
下記のリンクから、入力すると自分のコードを確認できます。
スクリーンショットで携帯に入れておくといざという時便利です。
実際にあった事件簿!
Permesso di Soggiorno(滞在許可書)にも”Codici Fiscale”と書かれた項目があり、
数字が羅列されています。
しかし、これは本当のCodici Fiscaleではないので注意してください。
筆者は、はじめAgenzia delle entrateに行って、Codici Fiscaleを申請したいと受付で伝えると、「Permesso di soggiorno持ってる?」と聞かれました。
聞かれたので差し出すと「ここにCodici Fiscale書いてるから不要よ。」と言われ、
「え、これ通常と違うんじゃない?」と言い返すと「これで大丈夫」と言い切られその日は断念。
さらに後日、再トライ。
住民登録しているかまだ聞かれ、「まだだよ。」と伝える。
すると、「住所が登録されてないとできない」と言われたので、断念。
(新居探しているところだったので、新居が決まってから申請しようとしていたためまだ住民登録を申請してませんでした。)
後日、仕事の面接でCodici Fiscaleを聞かれ上記の内容を伝え、Permesso di Soggiornoに書かれている番号を伝えると案の定、「これは違うよ」と言われました。
「住民登録してなくても、申請できるはずよ」と派遣会社の人に教えられ再々トライ。
受付に伝えると、問題なく申請開始!!
なんなんだーー!と思いつつ、申請成功です。
申請時、担当者によって対応が異なり混乱することもあるかもしれませんが、
「そんなはずはない!」と言い切ってみてください。
なんども足を運ばずに済むかもしれません。。。
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