住むならどっち?「イタリアと日本」それぞれのメリットとデメリットは?【国際結婚】

住むならどっち?イタリアか日本(国際結婚) 移住 準備

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チャオ、えりかです。

日本人の筆者としては、寒くなると美味しい出汁の使った料理が恋しくなります。

イタリアに住んでいると、当たり前ですが「出汁」ものの料理はあるのはあるものの、求めている味ではないことがほとんどで。。。そういう時、日本にいてたら。。なんて考えることもしばしばです。


日本に住んでも、イタリアに住んでも、無いものをねだるのが人間です。

しかし、その人の性格や習慣などを考えた上で、「イタリア」と「日本」どちらで住むのが合っているのか、悩むところですよね。


今回は、【イタリア人と結婚して「どちらの国に住む?」問題】について、イタリアに移住した筆者が考える、それぞれのメリットとデメリットを紹介したいと思います。


この記事はこんな人におすすめです!
  • イタリア人と結婚予定の人
  • イタリアに住みたい人
  • 日本とイタリア、どちらに住むか考え中の人
  • イタリアが大好きな人




イタリア移住するメリット

「死にゆく町」バンニョレッジョにて


まずは、イタリアに移住した筆者からみて良かった点、メリットに感じている点を紹介します。

時間に余裕ができる

イタリアは、日本と比べると比較的ゆったりしている印象です。
もちろん、大都市に行けば行くほど、忙しく人が行き交うのは事実ですが、普段の暮らしではゆったりと時の流れを感じることが増えました。

家族を優先することに遠慮は不要

家族の事情で仕事を調整、育児や介護などが理由で休暇を取ることは、法律でも定めてるだけあり普通に権利として休暇を取得する人がほとんどです。その際「迷惑かけてごめんね」というような感じはなく、「休むから〜」など特に遠慮をしている人は少なそうです。

はっきりと意見を言う

日本のような「本音と建前」という文化がない分、気持ちに探りを入れる必要もなく、スムーズです。自分も、「こんな風に思っている」など、やんわり率直に伝えることができるので変なストレスが減ります。ただ、はっきり言われることもあるので、覚悟していくことも大切です!

食事が美味しい

イタリアは料理が美味しい、それはかなり大きなポイントです。
野菜も市場など購入でき新鮮で、パスタもたくさんの種類があり、ワインもビールも美味しいです!
また、ベジタリアンやビーガンなども日本よりは浸透しているため、求めやすいのもいいですね!

景色が綺麗

歴史の古いイタリアの街並みは、本当にうっとりするものばかりです。
古代や中世も街の名残が残っているものが多く、近くを散歩するだけでもワクワクが止まりません!
山や海にも恵まれたイタリアで見る景色は最高です!

人間味がある

おしゃべりな人が多いイタリア人。列を並んでいても、前後の人とおしゃべりなんてよくあります。
人との距離感が近いので、いろんな人と話をすることが好きな人にはぴったりな国だと思います。
また、よくいくお店などではおまけをもらったり、世間話をしたり、なにかとコミュニケーションをよく取る国なので、楽しいです!




イタリアに移住するデメリット

イタリアに住むことは、決して良いことばかりではありません。
良い国だけど、大変なこともたくさんあり、憤りを感じることは多々あります。
特に、日本のような几帳面な国から来る場合は、びっくりすることは日常茶飯事です。


仕事がない

仕事がないのは、筆者たち外国人だけではありません。イタリア人の失業率9.3%、日本の失業率の2.2%に比べるとかなり高いのです。そんな中、イタリア語がパーフェクトに話せない日本人が仕事に就くことは簡単ではありません。もちろん、日本語を使う仕事など日本語が有利になる仕事はありますが、限られているのでなかなか難しいのが現実です。



統一感がなさすぎる

おおらかな人が多いのは、ミスや仕事に対してもおおらかなことが多いということです。
サービス窓口などで人によって言うことが違う、なんてことも日常茶飯事です。その度に、「ちょっと」って。会社の間違えは個人の間違えでもないから、あやまらない、これもよくある話。
願ってもいないのに忍耐が鍛えられます!

大声がよく聞こえて疲れる

いつも元気いっぱいのイタリア人。距離もあるのに大声て会話。プライバシーなんて気にしない、みんなに聞かれても平気!っていう人が多いようです。電話もスピーカーで外で話しているとか、ベランダでずっと会話しているとか。。夜でも同じアパートの共有部分で盛り上がったテンションで帰宅してくるので、真夜中に大声が響き渡ることもよくあります。
静かな日本の環境が恋しくなるかもしりません。


全てに時間がかかる

なぜか段取の良さを感じることのないイタリア社会。とりあえず目の前のことをこなしていく、という人が多いので、結局先のことが予想できておらず時間が余計にかかってしまう、ということも。また仕事の仕方も、「これが終わったら今日は終わり」ではなく「時間が来たら今日は終わり」の場合が多いので、基本的に時間がかかることが多いです。

医療に対する不安

医療のレベルは筆者には詳しくないので比較はできませんが、知らない単語が多い医療現場。また病院の勝手も違うので、病気や怪我の際どのように対処したら良いのか不安になります。もちろん、家族や友人がフォローしてくれるのであれば安心ですが、知っている言葉で慣れた環境での療養に比べると、ドキドキしてしまいます。また、公立病院や私立病院によって、時間や費用のかかり方も異なるため、ある程度の知識がある、またはある人と一緒に行かないと不安である点が、懸念ポイントです。






日本で生活をするメリット

慣れた日本での生活。人生を一変させたい、海外生活に憧れる、など色々とイタリアへの移住は魅力的に感じますが、日本での生活もやはり捨て難いです。

仕事がイタリアより見つけやすい

なんと言っても仕事が見つかりやすい!これは、生きていく中でかなり重要です。日本人なら特に、これまでのキャリアも続けらるのはもちろん、イタリア人パートナーが日本へ来ても、日本語レベルが問われることはあるものの、比較的見つけやすいのが大きなメリットです。初めは、アルバイトやパートなどから始め、キャリアアップが踏めるの可能性が高いのが、日本に住む大きなメリットです。

ものごとがスムーズに進みやすい

几帳面の日本人の働きぶりには、イタリアにいる筆者にしてみれば神レベルです。サービスレベルが高く、物事がスムーズに進みやすいのが魅力です。市役所や区役所での書類の発行も、イタリアなら無事もらえるか?という疑問がつきませんが、日本は確実。問題があっても、丁寧に説明してくれることが多いなど、安心して暮らすことができます。





日本で生活をするデメリット

日本で生活すると、疲れる?なんてこともよく耳にします。特に、おおらかな国から来たパートナーにすれば、息苦しく感じてしまう機会も多いはずです。

生活に占める仕事の割合が大きめ

責任感を持って最後まで仕事をこなすことが重要視されている日本では、私生活の時間を当てて仕事ををしないといけない場合は少なくありません。また、家族の時間を最優先をすることは、イタリアに比べるとしずらいかも、と言うのが現実です。ただ、日本も徐々に変化しているので今後の動きに期待はできます!

長期休暇が取りにくい

日本にいることの大きなデメリットは、はやり長期休暇がとりにくい点です。もちろん、職種によって様々ですが、会社勤めの場合は、はやり大型連休に有給をくっつけても、周りへの影響など考えてしまって、イタリアに比べてとり辛い。イタリアに帰省、というのも簡単ではないので、これが結構大きなデメリットかと思います。



イタリアについてもっと勉強したい、知りたい!という方におすすめ


筆者の場合

筆者の場合、イタリアへの移住を二人で話し合って決めました。
主な理由は、

筆者が海外に住むことにさほど抵抗がない点
・日本の社会は決まり事?が多く、イタリア人の旦那くんが
 窮屈さやストレスを感じることが多いのでは?と感じた点
・イタリアの方が、休暇が取りやすく日本への帰国もしやすいと感じた点
・日本の社会は少し忙しいので、イタリアの方がゆったりと家族の時間を持てるのではないかと思った点



実際に移住して感じる点
・仕事に就くことが難しい
・イタリア語が話せないと会話に入れずつまんない
・イベントなどが多く「イタリア」を楽しめる
・イタリアの家族が優しいため、甘えられる(もはや孫扱い。笑)


結論、仕事や安定のことを考えると、日本の方が断然確実。
でも、イタリアの生活も嫌いじゃないので、生活的に安定しなくなった場合に日本への移住も検討。


という感じです。

二人でしっかり話し合おう!

どちらに住むのが正解か、なんてことはないと思います。
どちらに住んでもいい点と悪い点があるはず。

ただ、二人の性格や習慣でどちらの方がより平和に暮らせるか、ということをじっくりと話し合って、お互い納得して決めることが大切だと思います!

みなさんにとって、よい移住ができますように!!




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