チャオ〜イタリアで車を運転して色々行ってみたい えりか です。
イタリアに移住するにあたり、
「運転免許証」問題は早急ではないものの悩めるタネの一つではないでしょうか?
筆者も実際、イタリアに住むにあたり「自動車の運転」をすることを念頭においてとりあえず初年は国際免許証を発行してから渡伊しましたが、国際免許証は1年のみの有効期限です。
結論から言うと、イタリア移住した人はイタリアで運転するにあたって
「イタリアの免許証へ書き換え」もしくは一からイタリアの教習所に通って新たにイタリアの運転免許証を取得する方法がありますが、語学力の問題などもあるので「書き換え」か「取得」のどちらが自分に適切かを見極める必要があります。
ちなみに「書き換え」というのは簡単に言うと、
日本の運転免許証をイタリア語に書き換えて、「イタリアの運転免許証」にしてしまう、という手続きです。
今回は、筆者も行ったその運転免許証の書き換え手続き方法や必要書類・ステップについてご紹介していきます。
申請時の状況・条件
筆者の申請時の状況、条件です。
下記の内容の元、申請手続きを行なった際の内容となります。
異なる条件の場合、ステップ等が異なる場合があります。
詳細等は、各自で最寄りの事務所にてご確認ください。
まだ上記の手続き等が残っている方は、ぜひ下記のページもご覧ください。
●イタリア移住 かなり詳しく解説!初めての滞在許可書の申請方法 (Permesso di soggiorno)
●【イタリア移住】長期で住むなら必須!住民登録(residenza)の手続き
●【イタリア生活】移住者必見!イタリアの身分証明書(Cartad’Identità)の申請方法
●イタリア「滞在許可証」の更新方法 (家族ビザ/在住5年) 必要書類とステップ・所要期間は?
では、下記よりご紹介していきます。
申請場所
近くのAutoscuola(自動車学校)で、申請が可能です。
ほか、Motorizzazione Civile(各県陸運事務所)や、Automobile Club(アウトモービレ・クラブ )にて書き換え申請が可能です。
日本の免許証の翻訳
日本の免許証の翻訳は在イタリアの日本大使館にて対応してもらえます。
Autoscuolaを通して翻訳を依頼できますが(場所によるかもですが)、
翻訳にかかる手数料が割高です。
可能な場合は、実際に大使館まで行って翻訳をしてもらう方がお得です!
必要なもの
ちなみに下記が日本大使館に記載されている、必要書類の要項です。
(赤字にて説明を入れています)
(1)申請書、現在所持している運転免許証が日本で発行されたものであることを申告する書式各1部(申請書及び申告書は各陸運事務所、手続き代行機関に備えている)、写真3枚(医師診断書用を含む。身分証明書用サイズ。カラーで鮮明なもの)
=(1)の申請書はAutoscuolaが対応してくれたため、特に自身では用意していません。
=写真は、近くの眼鏡屋さんにて撮影してもらいました。
=医師の診断書類は、Autoscuolaにて診察の手配をしてもらい、その医師により発行してくれるため別途、診察を手配する必要はありませんでした。(2)日本運転免許証
日本大使館のホームページ
(3)日本運転免許証の翻訳証明(大使館、総領事館発行のもの)
=予約してから向かいました。(コロナウィルスの影響で現在予約必須)
(4)住民登録証又は滞在許可証 =Permesso di soggiornoを提出
(5)医師診断書(下記注3)
=上記で述べ立っとり、Aucuscuolaの手配により診察してもらいました。
(6)市役所発行の身分証明書(下記注4)=carta d’dentiàを提出
費用
180ユーロ:Autoscuolaに支払った費用
*申請場所によって異なる可能性もあるので、事前に最寄りの事務所へ問い合わせてください。
36ユーロ:日本の免許証の翻訳にかかった費用(日本大使館にて)(2021年2月時点)
16ユーロ:legalizzazioneの手数料(Marca da bolloにて)
所要期間
申請してから約2ヶ月弱 かかりました。
手続きのステップ
ステップ1) 最寄りの申請場所に行って詳細を聞こう!
近くの申請所(筆者の場合、近所のAutoscuola)へ行き、実際に日本の免許証からイタリアの免許証の書き換えに必要な書類を一式確認しにいきます。
その情報に基づき、書類を揃えていきましょう。
※場所によって異なることもあるのでしっかりと、必要書類、ステップを確認してください
ステップ2) 日本の免許証の翻訳依頼すべくを日本大使館へ
大使館は基本予約制なっているので、事前にメール等にて「免許証の翻訳依頼」をしたい旨を伝え、大使館に予約を取ります。
そして、予約をした時間に、必要書類を持って大使館へ。
大使館へは、パスポートと費用の36ユーロを持参しました。
予約時の返信メールにて大使館のご担当の方が必要なものを記載してくださったので安心でした。
だいたい、午前中に申請をし、午後4時半以降に取りに来るように言われます。
同日に終わることがほとんどです。
ステップ3) Legalizzazioneの手続き
日本の大使館で作成してもらった日本の免許証のイタリア語訳されたものを、イタリアの公的な書類として認めてもらうため、legalizzazioneをしに最寄りのprefetturaへ行きます。
Prefetturaはコロナ移行予約制なっているようです。公式サイトを各自でご確認ください。
しっかり、人数制限をして予約を取っているため、入口から若干の予約者の列に並ぶのを入れても
だいたい20分ほどで終わりました。(窓口での所要時間は5分ぐらい)
・ここへは16ユーロのmarca da bollo&日本大使館で翻訳してもらった書類の原本
を持参しました。
※念のため、パスポート(&コピー)や滞在許可書、身分証明書などを持って行くと安心です)
イタリアは、とりあえずなんでも多めに、念には念をという気持ちで色々と持って行くといいと思います。
(急に発生する書類がたまにあるため。笑。何度も行ったり来たりするの嫌なんで)
個人的には、コロナ前はカオス状態だったので予約制になってよかったとホッとしています。
でなければ、朝5時ごろから列をなさないといけないこともありました。。。
ステップ4) 書類が揃ったらいざ申請!
ここまで来ると、書類は揃っているかと思いっているので、「用意するもの」一式を持ってAutoscuola等の最寄りの事務所へ行きましょう。
書類と合わせて、お支払い。(筆者の場合、180ユーロ)
その際に、医師による視聴覚検査の予約をとってもらいました。
ステップ5) 視聴覚検査へ
筆者の場合は、Autoscuolaにお医者さんがきて、順番に診察してもらう、という感じでした。
当日、自己申告書のような用紙を渡され、自分の健康状態の症状をSi かNoで答えます。
医学の専門用語なんてさっぱりな私は、同行していた義ママに助けてもらい入力しました。
まだ、まだ語学に自信がない人は、イタリア語がよくわかる人に同行してもらうと安心です。
資格検査は簡単なもので、視力検査を片目ずつし、
それが終わると「僕が言った単語繰り返して」って言われたので、
簡単な都市の名前を繰り返して終わりました。
あと、眼鏡やコンタクトなどつけている人は、しっかり申告しておきましょう。
これで、申請は完了です。
ステップ6) 申請中の用紙を受け取る
申請が終わると、イタリアの免許証が準備できるまで、
「仮の免許証」として用紙が発行されます。
この用紙を入手すると、もうイタリアでの運転を許可されたことになります。
その用紙と引き換えに、一旦日本の免許証を預けます。
(なにやら、確認するようです、数日後にまた受け取りに行きました。)
ステップ7)イタリアの免許証を受け取る
約2ヶ月後ほどたったある日、筆者はAutoscuolaから連絡があり、免許証を引き取りに来るように言われました。
その際、日本の免許証は没収されるので、お渡ししましょう。
これで、全過程が完了です!
お疲れ様でした。
頭をよぎる疑問たち
絶対書き換えないといけないの?
書き換えないといけないか、という疑問については書き換えは絶対ではありません。
ただしイタリアで運転をしたいのであれば
「書き換える」か一からイタリアで免許を取るかの2択です。
イタリアに移住して、住民登録をイタリアで続きしてから4年以内には書き換えないといけない、
という義務があります。
下記の通り、違反となるようなので移住にも関わらず国際免許書(1年有効)を何度も切り替えて運転すると言うことはやめておきましょう。
初めの1年だけ国際免許を習得するのはOK.
であれば、住民登録などの手続き等を終える間は問題なく運転できるということですね!
住民登録が完了した日から1年を超えた場合には、当地の運転免許証に書き換える必要があります。これを行わずに上記の方法で運転した場合には、免許証書換え不履行の違反が成立し、違反金が課せられるとともに、「日本の運転免許証」が没収されます。
なお、治安当局によれば、これら違反等取締りのため、車両検問等を随時行っているとのことです。引用元:在イタリア日本国大使館
日本の免許証はどうなるの?
日本の免許証はどうやら、大使館を通し東京のどこかへ返却されると聞きました。
イタリアでは免許証の二重携帯を防ぐため、残念ながらイタリア版と交換を余儀なくされます。。
ならどうする?・・・
↓↓
どうしても両方欲しい人は、、、
あまり大きな声で言えませんが、日本に帰国した際に「紛失した」と警察に届けを出して
二重携帯をする、ということを選ぶ方もいるようです。
それも確かに、便利。(日本ではに二重携帯は問題ないようです)
でも、その際はもちろん日本に帰国して更新をすることを忘れないようにしないとです!
日本の免許証を失うときのメリットとデメリット
メリット
現状イタリアにある日本大使館では日本の免許書の更新はすることができません。
そのため、免許証更新時の度に、一旦帰国する必要があります。
日本の免許証を完全に手放してしまうと、完全にイタリアの免許証だけを管理すればよいだけなので、
この更新のための帰国を考えなくてもよい、という点に関しては管理が楽になります。
その際、日本への一時帰国時に、日本国内で運転をしたい場合は、イタリアで国際免許証を取得する必要があります。(1年間有効)
デメリット
イタリアにずっと住む!というなら問題ないと思いますが、もし日本へ完全帰国する際、
再度、イタリアの免許証を日本の免許証へ書き換える必要が出てきます。
おそらく、日本人にとってはさして難しい試験ではないと思いますが(一度日本で取得している人にしては)、再取得の一部試験があるかも?という様子です。(一部免除あり)
(詳細わかり次第、またアップします)
筆者の免許証の行方は
筆者は、先日ようやくイタリアの免許証を入手したばかりです。
そして、同時に日本の免許証は没収されました。
日本の免許証の切り替えは、本来であれば2021年の4月ごろです。
現在、コロナウィルスの影響でこの時期にはおそらく帰れないので、おそらくこのままイタリアの免許証だけで行く予定です。
ちなみに、
コロナですぐ帰国できない人は・・・
帰国できるようにってから1ヶ月以内にどうやら更新のために帰国をしないといけないよう。
またそれもできない人は、動き出したりしないといけなかつそれができない人は、半年以内なら適性検査だけ受ける、など色々と細かく定義されていてちょっと混乱した情報。
まだ少し考えてはみますが、おそらくこんな状況なのでおそらくイタリアの免許証一本で生きて行くと思います!
安全で快適な運転をし、より広い行動範囲を確保できるといいですね!
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