チャオ!イタリアでも肉食にならないように、ちょこちょこお魚も取り入れ始めている えりか です。
しかし、やっぱり魚の名前にまだまだ慣れません。
魚の容姿を見て、「これ、○○っぽい」というところから色々とチャレンジしていましたが、
少しずつよく買う魚の名前は覚えてきました。
今回は、「イタリア語での魚の名前」をご紹介します。
イタリアで(筆者が)見かける範囲での魚を主にご紹介していています。
筆者はローマの郊外に住んでおり、魚介の街ではないので、不足している種類もあるかもしれませんが、ぜひご参考にいただけると嬉しいです。
- イタリア語で「魚」って?
- 各お魚について
- 魚の種類
- 各お魚について
- 4. サバ/Sgombro
- 5.いわし/Sarda
- 6.カタクチイワシ/Acciuga または Alice
- 7.干タラ/Baccalà
- 8.タラ/Merluzzo
- 9.鯛/Dentice
- 10.黒鯛/Orata
- 11.ホウボウ/Gallinella
- 12. ヒラメ/Rombo
- 13.シタビラメ/Sogliola
- 14.ガンギエイ/Arzilla
- 15.アンコウ/Rana Pescatrice または Coda di Rospo
- 16.カレイ/Platessa
- 17.シーバス(スズキ)/Spigola または Branzino
- 18.ヒメジ/Triglia
- 19.パーチ/Persico
- 20.うなぎ/Anguilla または Capitone
- 21.イカ/Calamaro
- 22.コウイカ/Seppia
- 23.タコ/Polpo
- 24.ジャコウダコ/Moscardino
- 25.エビ/Gambero
- 26.手長エビ/Scampo
- 27.ロブスター/Astice
- 28.アサリ/Vongola
- 29.ムール貝/Cozza
- 30.牡蠣/Ostrica
- 31.ホタテ/Capasanta
- 32.カニ/Granchio
イタリア語で「魚」って?
イタリア語で「魚」とは「pesce(ペッシェ)」と呼ばれます。
ちなみに、生魚は「pesce crudo(ぺッシェ クルード)」、
逆に火を通った魚は「pesce cotto(ぺッシェ コット)」。
また海鮮は「frutta di mare(フルッタ ディ マーレ)」とです。
日本語に訳すと「海のフルーツ」となります。^^
これらの単語も覚えておくと大変便利です。
各お魚について
イタリアにもさまざまな魚を食べることができます。
日本でもお馴染みのものから、そうでないものまで思い当たる範囲で紹介しています。
下記に、「イタリアで見かける魚の種類をリスト」にまとめました。
ぜひ、お買い物や、レストランなどでの場面で、参考にいただけると幸いです。
できるだけ調べて記載していますが、地域によって名称などが異なる場合がございますので、
その点ご了承願います。
※下記では全て単数系にてご紹介しています。
魚の種類
ナンバー | 日本語 | イタリア語 | ||
---|---|---|---|---|
1 | まぐろ | tonno | ||
2 | メカジキ | pesce spada | ||
3 | サーモン | salmone | ||
4 | さば | sgombro | ||
5 | いわし | sarda | ||
6 | カタクチイワシ | acciuga または alice | ||
7 | 干タラ | baccalà | ||
8 | タラ | merluzzo | ||
9 | 鯛 | dentice | ||
10 | 黒鯛 | orata | ||
11 | ホウボウ | gallinella または coccio | ||
12 | ヒラメ | rombo | ||
13 | シタビラメ | sogliola | ||
14 | ガンギエイ | arzilla | ||
15 | アンコウ | rana pescatrice または coda di rospo | ||
16 | カレイ | platessa | ||
17 | スズキ(シーバス) | spigola または branzino | ||
18 | ヒメジ | triglia | ||
19 | パーチ | persico | ||
20 | うなぎ | anguilla または capitone | ||
21 | ヤリイカ | calamaro | ||
22 | コウイカ | seppia | ||
23 | タコ | polpo | ||
24 | ジャコウダコ | moscardino | ||
25 | エビ | gambero | ||
26 | 手長エビ | scampo | ||
27 | ロブスター | astice | ||
28 | アサリ | vongola | ||
29 | ムール貝 | cozza | ||
30 | 牡蠣 | ostrica | ||
31 | ホタテ | capasanta | ||
32 | カニ | granchio |
各お魚について
下記より、各お魚について詳しく紹介しています。
イタリアでの生活で学んだことや、感じていることを各魚についても簡単にご紹介しています。
また参考までにどんな風に調理しているのかもご紹介しているので、
ぜひお楽しみください。
1.まぐろ/ Tonno
イタリアでもマグロはよく知られています。
Tonno(トンノ)と呼ばれています。
ツナと少し似ていますね。
大トロ、中トロなどの部位の区分はされてはいませんが、赤身の部分が店頭に並んでいることが多いです。大体のお店で販売されているので、簡単に見つかります。
日本のように生で食べることは少なく、ソテーや、軽く表面だけ焼いて食べることがイタリアでは多いです。
Filetto di tonno in crosta di pistacchi e sesamo(マグロのフィレ、ピスタチオとゴマ)
ソテーや煮込みのレシピも多いのですが、このように表面に少しサクサクした食感のあるものをつけて、軽く焼いたレシピもイタリアには多くあります。マグロを生で食べることの多い日本とは全く違った発想です。ちなみにこちらは、ピスタチオとごまが表面についている料理です。
2.メカジキ/Pesce Spada
メカジキはSpada(スパダ)と呼ばれています。
イタリア語でSpadaは剣を意味します。この魚の外見から少し想像ができそうです。
メカジキは淡白な味の魚なので、ソテーでも、フライでも、炒めにでも使いやすいお魚です。
ここイタリアでもよく目にする魚の一つです。
ソテーや、トマトなどで煮込んだりして調理することが多いようです。
Pesce spada con olive(メカジキとオリーブ)
引用元:brutta la pasta
見るからに美味しそうなこの料理は、トマトや玉ねぎ、セロリをベースにしたソースにオリーブと一緒に煮込んだ料理です。
3. サーモン/Salmone
イタリアでも大人気のサーモンです。
イタリア語ではSalmone(サルモーネ)です。
他の魚は苦手でもサーモンなら。。っていう人も多いほどです。
サーモンを購入する際にイタリアでは、Filetto(フィレット)と、Trancio(トランチョ)で販売されていることが多い魚です。
違いを簡単に案内すると、Filettoは主に魚の頭から中心の骨より上の部分(背ビレなどのある上部)で、かつ半身部分をカットしたものです。
Trancioは単純に、魚を縦に(垂直に)カットしたものなので、一部はフィレットの部分を含み、
あとは、背骨、そしてお腹の部分お身を含むものです。
下記の画像を参考ください!(その方がわかりやすいかと。。)
つたない説明ですいません。
伝われば幸いですが。。
自分の好みに合わせて購入しましょう。
筆者は断然、Filetto好きです!(日本っぽい切り方)
Filetto(フィレット)
Trancio(トランチョ)
Salmone al forno(サーモンのオーブン焼き)
とてもシンプルな料理です。
オリーブオイルと、塩胡椒、プレツェモロというハーブ(=パセリの一種)と、白ワインというシンプルな材料で焼き上げた料理です。
準備も簡単で美味しいので、おすすめです!
4. サバ/Sgombro
イタリアでもサバがあったのに初めは驚きましが、普通にスーパーのお魚コーナーでよく見る魚の一種です。馴染みのものがあるだけでなんだか嬉しくなります。
サバはsgombro(スゴンブロ)と呼ばれています。
それに鯖はオメガ3などとても体にいい栄養素が満点なので、たまには食べておきたいお魚です。
一匹丸々で販売されていますが、購入時にお願いすれば、2枚におろしてくれるので大丈夫です。
Sgombro marinato al limone e bacche di pepe rosa(サバのレモンとレッドペッパーのマリネ)
焼いたサバの身を綺麗にほぐし、パセリとオリーブオイル、レッドペッパーで味付けをしたシンプルな料理です。
夏にもさっぱり食べられるような1品です。
5.いわし/Sarda
こちらイタリアでもお手頃なお魚イワシです。
イワシは、sarda(サルダ)です。
日本語でも同様、カタクチイワシ(次項で紹介しています)とはまた別名を持っているので、
注意が必要です。
簡単に言うと、カタクチイワシに比べて少し大きめです。
内臓の処理なども、簡単なので家庭でもよく使われる魚です。
cotolette di sarde alla siciliana facili(シチリア風簡単イワシのコトレッタ)
引用先:ragusa oggi.it
ハーブで味付けしたイワシをパン粉にまぶしてあげる簡単な料理です。
日本でもイワシのフライがあるように、こちらでもイワシをフライして食べます。
レモンやハーブなどでアレンジしているのがイタリアっぽく、とても美味しそうです
6.カタクチイワシ/Acciuga または Alice
カタクチイワシは、acciughe(アッチューゲ)やalice(アリチェ)と呼ばれています。
地域によって呼び名が異なるようですが、ここローマではaliceと聞くことが多いように思います。
日本でも「アンチョビ」と呼ばれるものは、このカタクチのアッチューゲのことです。
オイル漬けなどにされていることが多いのが特徴です。
Pasta con Alici Fresche e Pangrattato(新鮮カタクチイワシとパン粉のパスタ
引用元:fragolasi.it
カタクチイワシをそのまま使ったパスタです。
パン粉と一緒に料理するパスタということで、一見不思議な感じもしますが、イワシの旨みをパン粉が吸い込み、美味しそうです。
筆者もまだトライしたことがないのですが、
ぜひ食べてみたい一品です。
7.干タラ/Baccalà
干タラは塩付けされ干された「タラ」のことです。Baccalà(バッカラ)と呼ばれています。
食べる際は、数時間は水に付けて塩抜きをしないととても辛いので下準備の時間を見ておく必要があります。大体24時間から36時間ほどは水につけておきましょう。(8時間ごとぐらいに水も変えておきましょう。)塩抜きをし終わってようやく調理です。
市場などでもよく見かける魚です。
Baccalà in umido(干しだらの煮込み)
塩をしっかり抜いて調理したら旨みが凝縮されたような味わいがあり、トマトとも相性バッチリです。日本ではなかなかこのように調理することのない干しだらですが、とても美味しいのでお勧めです。
8.タラ/Merluzzo
塩漬けにしていないタラです。Merluzzo(メルルツォ)と呼ばれています。
こちらはとても淡白なので、よくダイエットのメニューに混み込まれたり、
軽めの食事を摂りたい時などに使われたりします。
冷凍でも生でも比較的よく出会えるお魚です。
Merluzzo al forno(タラのオーブン焼き)
引用先:ricetta.it
こちらもよくある組み合わせです。
パン粉と、プレッツェモロというパセリ、そしてレモン、塩胡椒というシンプルな味付けです。
オーブンで焼き上げるのでとてもヘルシーです。
9.鯛/Dentice
鯛はイタリアでdentice(デンティチェ)と言います。
イタリアに来て2年以上は経ちましたが、まり「鯛」の存在に気がつきませんでした。
あまり店頭に並んでいないのか、あるいは筆者が気がついていないのか定かではありませんが、
ぜひ次回見つけた際には購入したいと思います。
Dentice al forno con patate(鯛とポテトのオーブン焼き)
イタリアではよくある「〇〇とポテト」の調理法。タイの旨みがジャガイモに吸収され、このポテトは美味しいこと間違いなしです。
鯛自体の調理は日本と同様、シンプルなものが多く、丸焼きや、塩焼きなどで食べることも多いようです。
10.黒鯛/Orata
筆者は日本にいた時でさえもあまり食べたことのない魚ですが、釣りなどをされている人にとっては身近な魚とのことでここでも紹介させてもらいます。
イタリアではorata(オラタ)と言います。
日本でびおすすめの食べ方は「お刺身」もしくわムニエルとのことですが、イタリアではシンプルな料理が多いようです。
Filetto di orata con peperoni (黒鯛のフィレットとパプリカ)
引用元:cookidoo.ch
パプリカをフライパンでニンニクの香りをうつしオリーブオイルで炒め、大体、火が通ったところで黒鯛を投入し火を通すと完成です。
とてもシンプルですが、魚のうまみとパプリカの程よい甘味がおいしい一品です。
11.ホウボウ/Gallinella
こちらもあまり筆者には馴染みのないお魚、「ホウボウ」です。
フグなどに食感が似ているようで、高級魚として扱われていたというお魚です。
ここイタリアでもちょこちょこと見かける魚です。
少し派手目な赤の色をしており、少しニワトリに似ているせいか「gallinella(ガッリネッラ)」というイタリア語のニワトリ(めんどり)の「gallina(ガッリーナ)」という名で呼ばれています。
またcoccio(コッチョ)と呼ばれていることもあるので、両方知っておくと便利です。
Peccheri con sugo di coccio o gallinella di mare (ホウボウのトマトパスタ)
大きな輪っかのパスタpeccheri(ペッケリ:パスタの種類)とホウボウのトマトソースパスタです。
魚の旨みがたっぷりと含んだソースをしっかりと絡めて食べるパスタは絶品に違いありません。。
色々とレシピを調べていると意外にも魚の姿をそのまま残したレシピが多く見られました。
ちなみに、筆者はこの魚の姿が少し苦手なので、原型をとどめていない解された調理法を試してみようと思っています!^^
12. ヒラメ/Rombo
ヒラメもイタリアでよく見かける魚の一種です。
Rombo(ロンボ)というイタリア名です。
日本ではお刺身にすることが多いというこのお魚。
イタリアでは生でこの魚を食べることはほとんどない、といっても過言ではありません。
(筆者の知る範囲ではありますが。。)
Rombo al forn(ヒラメのオーブン焼き)
引用元:cucchiaio.it
またもやジャガイモとのコラボ料理です。
お店などで捌いてもらわない場合、このように
まるごとポテトとオリーブオイル、プチトマトなどと一緒に丸焼きしてしまうパターンの料理が多いようです。切り身にしてもらう場合は、ムニエルのような料理もありましたが、こちらの丸焼きの方が圧倒的に種類が多かったので主流のようです。イタリア人はジャガイモが好きなようです!^^
13.シタビラメ/Sogliola
シタビラメという名前にも拘らず「ヒラメ」の一族ではないというこのお魚もイタリアで出会うことができます。イタリア語ではSogliola(ソリオラ)です。
(筆者はヒラメとシタビラメ、そしてカレイをすぐに見分ける術は持っていないので、出会える頻度はご案内しかけますが。。汗)
日本でもムニエルによくされるお魚だけにこちらもそのような料理が多いようです。
Sogliola alla mugnaia(シタビラメのムニエル)
引用元:cucchiaio.it
イタリアでもムニエルです。
少し共通の料理があり嬉しく感じております。
プレツェモロ(パセリ)、レモン、バター、小麦粉とで調理する王道のレシピです。
14.ガンギエイ/Arzilla
日本では全くと言っていいほど馴染みのない(少なくても筆者にとっては)魚ですが、
イタリアでは調べてみるとさまざまなレシピが見つかりました。
(ちなみに韓国では結構食べられているお魚のようです)
ガンギエイはarzill(アルツィッラ)というのがイタリア語での名前です。
特に、ローマでは昔から食べられていた魚の一つとのこと。もし、食べる機会があればぜひ試してみたいお魚です。
Minestra broccoli e arzilla (ブロッコリーとガンギエイのスープ)
引用元:cookist.it
こちらはローマの伝統料理のひとつであるガンギエイを使ったスープ料理です。
ガンギエイはコラーゲンもたっぷりなのも嬉しい点です。ローマに住んでいるので、ぜひ食べてみようと思います。
15.アンコウ/Rana Pescatrice または Coda di Rospo
アンコウはイタリア語でrana pescatrice(ラナ ペスカトリチェ) または coda di rospo(コダ ディ ロスポ)です。Ranaもrospoどちらも「蛙カエル」という意味です。
外見が少し似ているからでしょうか???・・
こちらも冬場、スーパーマーケットなどでも見かけます。
日本のアンコウよりは小ぶりのサイズが多いようです。
チラシの目玉商品になっていることもあるほど、意外と身近ななお魚です。
Rana Pescatrice al rosmarino(アンコウのローズマリーの添え)
淡白なお味のアンコウはスープやパスタなどにも使いますが、この料理はイタリアらしくローズマリーで香りをつけて楽しみます。
日本の鍋料理などとは一味違うアンコウを楽しめそうです。
16.カレイ/Platessa
日本では煮付けやフライなどで食べることの多いカレイはイタリア語でplatessa(プラテッサ)でです。
イタリアでどこのお店でもあるわけではない魚ですが、たまに見掛けます。
イタリアではオーブンで焼いたり、ソテーしたり、フライなどで食べることの多い魚です。
Filetti di Platessa gratinati(カレイの切り身のグラタン)
こちらはパン粉などで味をつけてオーブンで焼き上げたレシピです。
パン粉のサクッとしたカレイは日本ではなかなか見掛けないメニューですが、とても美味しそうです!
17.シーバス(スズキ)/Spigola または Branzino
Spigola(スピゴラ)という呼び方のほうがここローマでは耳にすることが多いです。
北イタリアでは比較的、branzino(ブランツィノ)と呼ばれることが多いようです。
そしてこのSpigolaはレストランなどでもよくメニューに並ぶ魚の一つです。
シーバスと聞くと少し馴染みの薄い感じがしてしまいますが、ようはスズキと同じようです。
スズキと聞くと、親近感が沸くのは筆者だけでしょうか?笑
Spigola in padella(スズキのフライパン料理)
引用先:agrodolce.it
日本で食べるスズキとの違いは、なんと言っても大きさだと思います。
切り身で割と小さなサイズで出てくる日本とは異なり、イタリアでは多くの場合、この丸々の大きさのまま調理されてます。
ダイナミックな容姿ですが、トマトと料理したり、オーブンで焼いたりととても美味しくいただけます。
18.ヒメジ/Triglia
こちらも日本ではあまり見かけることの少ないお魚ですが、せっかくなのでご紹介させていただきます。イタリア語でヒメジはtriglia(トリリア)と言います。
またヒメジの中には「オジサン」と呼ばれる種類もいるのが少し興味をそそります。
ここイタリアではそれほど珍しい魚ではありませんが、どこにでも売っている魚でもない、というのが
筆者の見解です。
Triglie alla livornese(ヒメジのリヴォルネーゼ風)
リヴォルネーゼとはトスカーナ地方のリヴォルノ(Livorno)という町の料理です。
このヒメジのレシピはこのリヴォルネーゼ風がよく作られるようです。
こちらもトマトとプレツェモロというセロリがメインで作られてシンプルな料理です。
19.パーチ/Persico
こちらもあまり日本ではあまり身近とは言えないお魚です。
パーチはイタリア語でpersico(ペルスィコ)です。
フィッシュ&チップスなどのフライにしたり、煮付けにしたりという風に日本では料理されるようです。イタリアでは割とよく見かける魚です。
Filetti di pesce persico alla menta(パーチのミント添え)
引用元:amando.it
やはりフライもののレシピが多めの魚でした。
白身のパーチのフライににフレッシュなミントを添えた一品です。
ビールと一緒にいただきたい逸品です。
20.うなぎ/Anguilla または Capitone
イタリアでも味わうことのできる鰻、嬉しい限りです。
イタリア語ではanguilla(アングイッラ)もしくはcapitone(カピトネ)と呼ばれます。
ここローマ周辺ではanguillaという呼び方をよく耳にします。
日本のうなぎの蒲焼は味わえないものの、串焼きのようなレシピが多めです。
そして開いた状態ではなく、ぶつ切りの状態で調理されている料理も多く、
あまり技術がなくても気軽に料理できそうな気がします。
Ricetta tradizionale anguilla allo spiedo(伝統料理)うなぎの串焼き
引用元:odealvino.com
イタリアらしくハーブと一緒に調理する伝統的な料理です。月桂樹(アローロ)とうなぎを串に刺し焼き上げます。また味付けはローズマリー、塩、胡椒とシンプルではありますが、
また異なったうなぎの風味を感じることのできそうな料理です。
興味深いですね!
21.イカ/Calamaro
イタリアでも大人気のイカはCalamari(カラマリ)と呼ばれています。
日本でもレストラン等で、カラマリという単語を使っているところも多いので、
覚えやすいですね。またCalamariとはイカの総称を指すので、大きなイカや小さなイカまでまとめてCalamariと呼ばれることがほとんどです。
イカはイタリアでもさまざまな調理法ががり、とても身近な食材となっています。
リング上にカットされている状態や、一杯まるごと販売されている場合など、
用途に応じて購入することのできる食材です。
Calamari ripieni al forno (いか詰めのオーブン焼き)
引用元:ricetta.it
イカのお腹に中にハーブなどで味付けしたパンを詰め込み、オーブンで焼いた料理です。
ご飯を詰め込んだ料理は見たことがありますが、
パンを詰め込むところが何ともパン食のイタリアらしいです。
22.コウイカ/Seppia
イカはイカでも少しイカつい雰囲気のイカはseppia(セッピア)と呼ばれています。
普通のイカに比べて、分厚くゴツゴツしています。
イタリアでもたまにですが出会うことができます。
Seppie arrostite(イカ焼き)
シンプルな料理です。
日本でも同じような食べ方をすることも多いですが、イタリアでは塩、レモン、そしてオリーブオイルで味付けをしています。
美味しいの間違いなしです!
23.タコ/Polpo
タコはイタリア語でpolpo(ポルポ)です。
イタリアでのタコは多くの場合、生で購入する場合一杯をまるごと売られていることが多いです。
そして生のタコの場合、茹でる作業があるので少し面倒に感じることも少なくないタコ。
「少し使いたい。。」という場合は、冷凍され小さくカットされたタコを買うこともできるので非常に便利です。
Insalata di polpo con o senza patate(タコのサラダ)
タコとセロリのサラダです。
お酢も使っているので、夏にもってこいの料理です。海辺の街に行って、こんなサラダを食べてみるのもいいですね。(もちろんおうちでも!)
24.ジャコウダコ/Moscardino
ジャコウダコは小さなタコさんです。
イタリアではmoscardini(モスカルディーニ)と呼ばれます。
特に事前の処理も必要でないので、簡単に新鮮な状態から調理ができるので重宝している食材です。
いいお出汁も出て、おまけにかわいいです。
ちなみに、日本でよく聞く「イイダコ」とは似ているのですが、別の種類のタコさんです。
Moscardini alla Luciana (ルチアナ風ジャコウダコ)
引用元:cucchiaio.it
南イタリア、ナポリの伝統料理です。
Lucianaとはナポリにある Santa Lucia(サンタ・ルチア)という港町の名前に因んでいます。
トマトと煮込んだジャコウダコは絶品で、パンなどと一緒にいただきます。
25.エビ/Gambero
エビはいくつか種類あるのですが、一般的なエビはGambero(ガンベロ)と呼ばれています。
またピラフなどによく入っているサイズの小さいエビはGamberetto(ガンベレット)と呼ばれることもあります。料理などにもよく使い、身近な存在ですが、いくつか種類があるのでしっかり確認して購入しましょう。
Spaghetti di zucchine e gamberetti(ズッキーニと小エビのスパゲッティ)
ズッキーニとエビは相性がよく多くの料理で一緒に使われる材料です。
色も鮮やかになり食卓も映えます。
パスタでもエビの旨味とズッキーニのまろやかさがマッチしてとても美味しいので、また食べたくなる味です。
26.手長エビ/Scampo
Scampi(スカンピ)と呼ばれるこのエビは、見た目はゴツゴツしていて、他のエビに比べて身が少ないのですが、とても美味しく、パスタなどにもよく使います。
とてもいい出汁がでて、身が少なく食べにくいにも拘らず我が家ではよく使っています。
Risotto alle crema di scampi (手長エビのクリームリゾット)
エビを丸々つかってトマトと生クリームを使ったリゾットです。エビの旨味と、生クリームのコク、それをトマトのほどよい酸味がベストマッチしてとても美味しいリゾットです。
かなり美味しいです!
27.ロブスター/Astice
Astice(アスティチェ)がイタリア語でロブスターを指す言葉です。
イタリアでもロブスターは食べます。
特に海辺の街でよく見かけるロブスターです。
あまり自宅で食べることは少ないものですが、観光地などでよく見かけるので、
知っておくと便利な単語です。
Tagliolini all’astice(ロブスターのタリオリーニ)
引用元:frescopesce.it
タリオリーニとはパスタの種類の一つです。
ロブスタートと調理されれば、かなりの存在感です。
これを見るだけでも満足感が得られるほどです。
筆者も、南イタリアのポジターノで堪能しましたが、とても美味しくて嬉しかったのを記憶しています!^^
28.アサリ/Vongola
日本でもvongole(ボンゴレ)のパスタはよく聞きますが、イタリア語で「ボンゴレ」はアサリのことです。
大体どこのお魚屋さんでも購入することができます。
お店によっては、計り売りで欲しい分量だけ購入できる場合もあれば、1kg単位で購入する場合などさまざまです。
Vongole alla pescatora(漁師風アサリ)
白ワインで蒸しあげるアサリ料理です。
オリーブオイルとニンニク、そしてプレツェモロ(パセリ)、塩で味を整えただけのシンプルな量です。ここにパスタを入れて食べても美味しいです。そして調理時間も約5分ほどというのも魅力的です!
29.ムール貝/Cozza
地中海料理には欠かせないムール貝はcozza(コッツァ)です。
日本では普通のスーパーではあまり見かけないムール貝ですが、はやり地中海の国イタリアでは、
ほとんどのお魚屋さんで見つけることができます。
たまに広告の品などで美味しい新鮮なムール貝が1kg、1ユーロという破格値に出くわしたこともあるほどです。イタリアでは贅沢に食べることができる貝です。
ただし、貝殻の掃除が数が多いと大変なので注意が必要です。
Cozze alla vastese(ベスト風ムール貝)
アブルッツォ州にあるVasto(バスト)という街のレシピです。こちらも海に面した街なので、このような素敵なレシピができるのもの納得です。
トマトやニンニク、プレツェモロ(パセリ)、そして固めのパンで料理します。
イタリア料理らしいラインナップです。
30.牡蠣/Ostrica
牡蠣も多くのお店でよく見かけます。牡蠣はostrica(オーストゥリカ)と呼ばれます。
ほとんどの場合、殻ごと販売されているので、開く作業が慣れるまでは時間がかかります。
牡蠣を生で食べたい場合は、必ずお店の人に「新鮮か」など確認しておきましょう。
(当たると怖いので。。)
ちなみにイタリアで見かける牡蠣は日本のものに比べて小ぶりのものが多いです。
Ostriche gratinate(牡蠣のグラタン)
このレシピはよく見かける料理です。
シンプルに、パン粉とニンニク、プレツェモロ(セロリ)、そしてタイムのハーブなどを牡蠣にまぶし焼き上げた逸品です。
レシピによっては、パルミジャーノチーズなどをまぶして調理することも。
好みに合わせて味付けを変えられるのもいいですね。
31.ホタテ/Capasanta
ちょくちょく見かけるのですが、あまりよく食べられているという印象が薄いホタテです。
ホタテはイタリア語で、Capesante(カペサンテ)です。
ホタテはよくあの大きな貝殻と一緒に売られてますが、少し高いので筆者にはしょっちゅう手の届く食材ではありません。
冷凍食品のお店でも購入することができるので、お手軽に買いたい場合は冷凍がおすすめです。
Capesante ai pistacchi(ホタテのピスタチオ焼き)
イタリアらしい取り合わせです。
ホタテをピスタチオ、松の実などをまぶして味付けしたものを焼き上げた料理です。
日本ではなかなか思いつかないレシピですが、
実際にイタリアに住んでいる筆者すらなかなkお目にかかれないホタテメニューです。
32.カニ/Granchio
日本のようなタラバガニというほどの大きなカニにはいまだ出会えていませんが、
イタリアでもカニは食べれます。
Granchio(グランキオ)と呼ばれており、レストランなどでたまに見かけます。
お魚屋さんではあまり見かけない食材です。
Linguine al granchio(カニとリングイーネパスタ)
もう、絶対これは絶品間違えなしです。
少し身をほぐすのに手こずりそうですが、
トマトとカニの旨味がこの少し太めのリングイーネパスタによく絡みます。
材料も玉ねぎ、オイル、バジルなどととてもシンプルな逸品です。
行きつけのお魚さんを見つけよう
イタリアは魚好きよりお肉好きの方が多いと感じます。
そのせいか、お魚コーナーはお肉のコーナーよりこじんまり。
ちなみにお魚屋さんはPescheria(ぺスケリア)と言います。
またお魚屋さんもありますが、少々お高めな料金設定です。
ただし、魚は新鮮で美味しい、そして安心なものを選ぶ必要があるので
周りの人のおすすめのお店を聞いたり、色々と自分で試したりして、
自分に合うお魚屋さんを見つけることをお勧めします。
個人的にスーパーマーケットであれば、Coop(コープ)です。
よいお魚ライフを!
Youtubeのチャンネルも見てください!^^
Youtubeにて、イタリアでの生活の様子や、訪れた場所などご紹介しています。
イタリアのリアル、気取っていない(むしろ気取れない)様子をぜひご覧ください!
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