チャオ〜イタリアの賃貸アパートで暮らしている えりか です!
日本からイタリア移住して必要になってくるのが、居住地、家です。
イタリアの家族の持ち家やすでに住む家が用意されている場合などももちろんあるかと思いますが、賃貸アパートからの生活をスタートする人がほとんどではないでしょうか。
筆者もまず旦那くんの実家に半年ほど居候させてもらいその間に家を探し賃貸で借りる、という方法をとり、現在も賃貸のアパートで生活を続けています。
そこで今回は「賃貸アパートでかかる諸費用」について詳しくご紹介していきます。
ぜひ新生活の心づもりに役立てていただけると嬉しいです♪
イタリアでの「賃貸」物件でかかる諸費用
イタリアで賃貸で家を借りる際にかかる諸費用をご紹介します。
下記が一般的にイタリアのアパートを賃貸で借りた際にかかる、諸費用の種類です。
日本と大体同じですが、詳しく紹介していきます。
敷金:Deposito
敷金はほとんどの場合で必要です。
1ヶ月分や2ヶ月分などとさまざまですが、やはり直接大家さんと契約する場合1~2ヶ月分、
不動産会社(Agenzia immobiliare)を介して契約する場合はより多く支払う場合が多いです。
日本と同様、もし何もなければ退去時に返金してくれる費用です。
しっかり事前に確認し、契約を交わすようにしましょう。
賃貸料:Affitto
言わなくてもご存知だとは思いますが、これは「家」そのものを借りる値段です。
立地条件、家の大きさによって相場は異なりますが、
ごくごく一般的な相場としては、600ユーロから1200ユーロほどです。
都会のローマやミラノなどでは、小さな家でも高額なので条件によってはアパートで1200ユーロほどが一般的な範囲だと言えます。(もっと高額のことも物件によってはあります)
少し、同じ大都会の市内でも中心地から離れるとローマやミラノなどでは1000ユーロもせずに借りれる物件もあります。
また、都心から少し離れた郊外だと、600ユーロから800ユーロほどでもアパートが借りられます。
自分のライフスタイルにあった物件を選びましょう。
留学生だけではなく、一般的にも参考になるかと思うので、ぜひこちらもご一読ください!
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光熱費:Spese
光熱費は、それぞれの生活スタイル、人数等によって大きく異なるのが通常ですが、
簡単にご紹介します。
光熱費と一言でいっても、借りるアパートによって含まれる内容が異なる場合もあるので、
賃貸契約を交わす前にしっかり内容を確認しましょう。
共益費:Condominio
一軒家ではなく、アパートを借りるなら基本的にはかかってくる費用です。
まれに、家賃に含まれていう場合もあります。
日本と同様、共益費は共通で使用する場所を管理するための維持費用です。
イタリアでもCondominioといえば、下記の内容の費用が含まれるのが一般的です。
基本的には、階が高いほどCondominioは高くなります。
エレベーターを使用する回数や、時間、階段など公共場所の使用範囲も広まるという理由からです。
・共有部分の清掃費用(廊下や階段など)
・エレベーター(ある場合)
・管理人、守衛さんの費用(いる場合)
・共有部分で使用する電気代 など。。
共有部分の清掃には、掃除の方がアパート全体を週に2度ほど来て清掃してくれることになっています。
掃除の質が悪いと、アパートの代表者を通して清掃員を解雇し別の人を探すことも可能。担当の清掃員が請求する金額をアパートの住民で分割する、というシステムが一般です。
掃除が行き届いてないと、住民から苦情が来て別の人に変えられる。。ということもあるようです。(義両親宅で実際に発生しました)。。。
エレベーターや管理人さんがいない場合は、その分かなり費用は安くなります。
アパートによってはそれぞれですが、エレベーターも管理人さんもいない宅では月10ユーロほどのところもあります。
ガス代:Gas
ガス代は、各家庭でそれぞれ好みの会社と契約します。
月々使用した分を支払うという日本とさほど変わらないシステムです。
参考までに、我が家は大人2人暮らしで大体、夏場は月30ユーロ、冬場は月100ユーロほどを
2ヶ月に1回という謎のまとめ払いで支払っています。。
筆者宅は、暖房やお湯なども全てガスなので、冬場はどうしても費用が嵩みます。
電気代:Luce
電気代もそれぞれの家庭が契約した会社に支払います。
こちらも電気によってどこまで家の設備を賄っているかにもよりますが、
2人暮らしの筆者宅では月30ユーロほどをこれも同様2ヶ月に1回のペースで支払っています。
水道代 : Acqua
水道代もそれぞれの家庭が契約した会社に支払うのが一般ですが、まれにアパートでまとめて契約している場合があるので、その際は、毎月メーターをチェックしその使用量に応じた料金を支払います。
筆者宅は、この稀なパターンです。
月末に、アミニスタトーレ(Amministratore)と呼べれるアパート住民のリーダーのような人に水道のメーターに書かれている数字を連絡し、その数値を元に割り出した使用分を、家賃と共益費とともに水道料金も支払うというシステムをとっています。
なんとも、古典的なような気がしますが、なんとかうまいこと回っています。笑
こちらも我が家では15〜20ユーロほどです。
月々の支払い金額が異なるので要チェック
上記で少し述べましたが、毎月支払う費用もあれば、2ヶ月ごとに支払う費用があるなど、支払う金額が毎月異なる場合もあるので、注意が必要です。
また、共益費なども何か公共のものの修理や、なんらかの理由で費用が嵩んだ場合なども都度、金額が異なる場合があるので、しっかりと支払い金額を確認しておくことが大切です。
家具、家財道具の調達: Mobili
イタリアの賃貸物件は、家具が備わっていないことがよくあります。
そのため、台所や洗面台など日本では一般的に備わっているような家具なども一から揃える必要があという物件も少なくありません。
長期で済む予定であれば、自分の好みのものを購入するという選択も悪くはないのですが、
初期費用は必然と嵩張ってしまします。
短期滞在予定の場合や、初期費用を抑えたい場合などは家具付きのアパートを条件に家探しをすることをお勧めします。
多めに見積もっておこう
いかがでしたでしょうか?
街の規模、家の大きさ、利便さなどによって家賃の相場は異なります。
また同居人の人数や、アパートの規模によって変わるのが光熱費。
季節や設備によっても金額が大きく変わることもあるので、ぜひ余裕を持った見積もりで
自分にあったお家を探しましょう。
また留学生などは、費用を抑えるためにシャアハウスをしている子がほとんどです。
限られた予算でかつ、学校に近いなどの利便性を加味した上で、
どのバージョンがベストなのかを考えて家探しをするといいと思います。
どこに住んでも、いい点、不便な点はつきものです。
どこかで折り合いをつけて、いい家が見つかるといいですね!
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