【イタリア】日本のAmazon Kindleは使用できる? VPNは必須？在伊の筆者の実体験

たまーに本に夢中になることがある えりか です。

イタリアへ移住する際に心配になったことの一つ、日本の本を読みたくなった時どうするか、という問題をどのように解決したかを紹介します。

本を日本で購入して持ち帰ることも可能ですが、帰国の度に大変な荷物になることや、購入したい時にすぐに買えない、という問題があります。

海外に住んでいる人の多くは、電子書籍を購入されているかと思いますが、筆者もそのうちの一人で、AmazonのKindleを利用しています。


今回は、「イタリアでは実際に問題なくAmazon JapanのKindleが利用できるのか」について紹介します。

日本のAmazon Kindleはイタリアで使えるか

まず、結論から言いますと、イタリアに居ながら日本のAmazonで日本の電子書籍を購入し使用することは可能です。

しかし、基本的には日本の著書は国内で読まれることを前提にされているため、居住地などのアカウント情報は「日本」である必要があります。そのためイタリアで使用・購入する場合、スムーズにできない場合があります。

下記で詳しく紹介します。

日本のアカウントのログイン承認がうまく行かない場合がある

まずはアカウントへのログインがうまくいかない場合がある点です。
イタリアから日本のAmazonにログインする際、セキュリティー強化により二段階承認が基本的には必要です。その場合、登録されている日本の電話番号にてログインの許可を求める通知が来ます。
日本の電話番号を保持したままイタリアに来ているのであれば、自ら確認し承認することもできるので、問題ないかと思いますが、日本の電話番号がない場合、ログインに苦労もしくは、できなくなる場合があるので注意が必要です。

日本の携帯番号を持っていない場合

筆者は日本の携帯電話を解約してイタリアへ移住したので、電話番号を持っていません。
そこで、日本のAmazonのアカウントへは母の情報にしています。（日本の住所・電話番号等）

そのため、パスワードのみで入れず電話番号へ承認リクエストが送られる場合、母に連絡を取り、承認してもらいます。

日本の電話番号がない場合、家族や近しい友達など、協力してもらえる人がいればログインができ、問題ないはずです。

VPNは必要？

日本からの購入でないことで5冊ほど購入した後、ブロックされるということを聞いたことがあります。
しかし、筆者は2019年に移住して以来、イタリアからAmazon.jpからKindle本を10冊以上はを購入していますが、今でも問題なく購入ができている状態です。
（前項のようにたまにログインできない問題はありますが）

その理由がなぜだかは不明ですが、VPNはなくてもイタリアではなんとかなりそうです。

必要になった場合に、VPNの導入を検討してもいいかと思います。

そもそもVPNとは？

VPNとはVirtual private networkの略で、仮想プライベートネットワークと日本語で訳されます。

簡単に言うと、IPアドレスという住所のようなロケーションを特定するためのコードがあるのですが、そのIPアドレスが特定されないように別のトンネルのようなもの（VPN）を使用し全く別の場所から発信されるIPアドレスを使用することができます。

例えば、イタリアに居ながら日本から発信されるIPアドレスを使用することができ、コンピューターは日本にいると認識するので、日本限定のコンテンツなどにアクセスができるようになります。

日本に限らず、他の国のIPアドレスを選ぶことも可能です。

これにより、個人情報の特定を防いだり、フィッシング詐欺などのサイバー犯罪から身を守ることもできる便利なツールです。

Kindleリーダーは日本で購入すべき？

Amazonが販売するKindleは基本的に同じだと聞いたことがありますが、筆者としては日本で購入することをお勧めします。

なぜなら、端末情報とがアカウントの情報が一致していないと日本での購入に制限がかかる可能性があるためです。

そして日本にいる間に設定やアカウントとの紐付けなどを済ませておくと便利です。
実際筆者も、日本へ一時帰国した際に購入し、設定等すべて日本で済ませておきました。
そのためかどうかは不明ですが、現在もなんのブロックもかからず使用できています。

Amazon Kindleを利用するメリット

2022年4月6日 (水) よりYahooジャパンがヨーロッパで使用できなくなりました。
楽天の電子書籍リーダーKoboも検討しましたが、日本ベースのサイトであるため世界への発送も可能としているAmazonが一番安定しているかと思います。

またAmazonのPrime会員であれば無料の本も豊富で、無料になっていることが多いクラシック本を読みたい筆者にとっては大変ありがたく感じています。

またKindle Unlimitedの定額サービスを利用すると、人気の本など200万冊が読み放題になります。 たくさん読まれる方はには、とてもいいサービスです。

充実したサービスとサイト閲覧がブロックされなさそうな点から、AmazonのKindleをお勧めします。

ブロックがかかって購入できなくなった場合の対処法

「最近引越しましたか？」などのメッセージが出て万が一ブロックがかかりった場合の対処方法を紹介します。

日本にいる人から購入してもらう

ブロックを解除すべく、一度日本からログインしてもらい購入してもらうことで日本に居住しているとコンピューターに認識してもらうことで、再度海外からのアクセスでも購入できるようになることがあります。（絶対ではないようですが。）

それでもダメな場合は、引き続き日本にいる家族や友人に購入してもらいましょう。

VPNを使おう

誰かにお願いせず日本のAmazonから日本の本を購入する場合、VPNを利用するのがベストです。
月1,000円ほどのものもあるため、手頃に使用でき便利です。

また、Amazonでの本の購入だけでなく、プライム・ビデオや他の日本国内限定のコンテンツを楽しめるなどメリットは少なくありません。

電子書籍をうまく利用しましょう

イタリアに移住後、今まで以上に「本を読みたい」気持ちが増える方も少なくないと思います。

帰国時に本を持って帰ることも可能ですが、できるだけリアルタイムで読みたい本を読むには、やはり電子書籍は大変便利です。ペーパーブックで慣れている人は少し不便に感じることもあるかと思いまうが、読み方や意味などをすぐに調べられるKindleもかなり重宝しています。

ブロックがかからず、これからもスムーズにKindle本を購入できるのを願います。

みなさん、よい読書生活を！