こんにちわ、義理の両親の家での居候から独立した えりか です。
現在、私は旦那くんと二人で賃貸のアパートでひっそりと暮らしています。
でも、日本のアパートや家には普通にあって、ここイタリアの家ではないことの多い設備がいくつかあり、その不便を感じることが多々あります。
そんな「日本の家にはあって、イタリアのアパートにない設備」をご紹介します。
日本では普通になって、イタリアにない家の設備
筆者もイタリアへ移住した際、「え、これないの?」と驚いたことは何度あったでしょうか。
古い建物が多いイタリアでは、日本に比べてないものがほとんどです。
特に、賃貸物件となると家主はできるだけ費用を抑えるため、最低限のものしかないのが現状です。
どんなものがないのか、みていきましょう。
網戸(あみど)
網戸(あみど)、日本の家だと窓には必ずと言っていいほど設置されているのが普通の”網戸”。
(網戸はイタリア語で”Zanzariere”と言います)
しかしここイタリアでは元々設置されていることはほぼありません。
冬は特に大きな問題はありませんが、蚊やハエ、時期によっては蜂などの虫が入りたい放題で、夏にはないと大変苦労します。
おまけに風にのって植物の種や埃などが入ってくることもよくあり、網戸がないのには本当に驚かされました。
去年まで網戸のない実家で過ごしてたけど、蚊に攻撃されすぎて心も体もボロボロでした。なぜか筆者だけ狙われるという惨事に見舞われましたが、今年はきっと大丈夫!なはずです。。。
対策:網戸を自ら設置
窓枠に貼り付けて設置するタイプの網戸が主流で、商店で購入が可能です。
サイズやタイプに合わせて選ぶことができます。
窓の網戸以外にも、バルコニーへ出るための扉に設置するタイプなどももあり種類は豊富です。
ただし、家の窓のサイズに合わない場合もあるので、自らサイズに合わせてカットしそれを窓枠にシールで固定するという作業が発生することもしばしあります。
いずれにせよ、日本のような左右に動かせるようなレールはなく、出入りする場所には暖簾のような真ん中が割れている網戸で磁石で真ん中があり閉じれるよになっているタイプを選びましょう。
(上の写真のようなもの)
家によってはもともと設置されているのはかなり稀。
また、日本の様な網戸を設置することも可能ですが高額になります。
実際住宅を購入して、一生住む家になる際に本格的な網戸の設置を検討するのも一つだと思います。
玄関
イタリアでは靴を脱いで家に入るという習慣がありません。
外で履いてきた靴を家の中でも履いています。
そのため、玄関がなく入り口からフラットな状態で家の中に入れてしまいます。
日本の様に床に座ったりする文化がないのでしょうがないのかもしれませんが、
中と外を分けたい私たちの生活習慣を適用するのが難しいのが現状です。
ちなみに玄関はイタリア語で”Ingresso”とい言います。
対策:玄関に大きなマットを設置
我が家は日本式を採用しています。
玄関の代わりに大きなマットを引き、マットの上で靴を脱ぎ着し室内スリッパとの履き替えを行います。
筆者たち夫婦の中ではすでにルール化され、家の床もあまり汚れないように二人で徹底をしていますが、来客時は諦めないといけないことも。
内と外の区別、マットがあるだけでも認識が変わり便利です。
でも業者さんとかあまり親しくない人たちにはなかなか「靴脱いで」と言えないのが実情。マットがあっても躊躇もなく入っていく業者さんの方が多い。。せっせと床の掃除は日々欠かせません。
バルコニーの排水口
あまり気にしていないことが多い、バルコニーの排水口。
日本のバルコニーには大抵、水を捌かせるための排水口が設置されています。
バルコニーを掃除する際などに流れた水は、その排水溝を通じて下に流れていきます。
しかし、高層の建物が少ないせいか、排水口がないアパートがほとんどです。
(もしかすると高層のアパートならあるのかもしれませんが)
そのため花にお水をあげる際なども、大量にこぼれない様に配慮が必要です。
なぜなら、水はそのままバルコニーの下に流れていくからです。
下の階の人のバルコニーや、庭を汚してしまう可能性があるため、注意が必要です。
対策:バルコーニーの掃除は拭き掃除
水をじゃんじゃん流して、ゴシゴシと掃除することができないイタリアのバルコニー。
なので、掃除は基本モップがけや拭き掃除での対応となります。
また花を植える際も、植木鉢の下には必ず鉢皿を設置するなどし、汚い水が他人の敷地に流れない様注意をして対応しましょう。
ウォシュレット
世界でも誇り高き自慢の日本の「ウォシュレット」も、イタリアにはありません。
自宅の設置も探せばいくつかは見つけられますがトイレ周辺の電源コンセントなどの状況で設置が難しい場合も。
また生産している会社も知らないところばかりで信用できるか不明です。
日本の様な快適なウォシュレットが使える日は我が家には当面こなさそうです。
対策:ビデを使いこなそう
イタリアにはビデというウォシュレットに変わる設備があります。
ただ、これは水(お湯)が出るだけのもの。
トイレの便器よりは低い位置にあり、水が少し上を目掛けて出てきます。
そこに自ら標準を合わせていき、手で洗うというなんとも言えないこの設備。
(ビデ用の石鹸も売られています)
抵抗のない人は是非、ビデを。
もしくは、夜のシャワーで全身綺麗になりましょう!
私はまだビデを受け入れられずシャワーでキレイキレイしています!!!
お風呂の自動湯沸かし機能と、温度調節、お湯温め機能
無いのを承知できましたが、この機能の素晴らしさがなくて時々寂しくなることがあります。
多くのイタリア人はシャワーのみで済ませることがほとんどですが、お湯に浸かる際は
イタリアには浴槽にお湯をためて冷めないうちに入る、というのが一般的です。
イタリアで浴槽にどっぷり、ゆっくり、半身浴。。は冬は少し難しいです。
(足し湯でなんとかしのぐことは可能ですが)
対策:できるだけ熱めのお湯で長時間保とう
筆者は少し熱めのお湯で浴槽を作っておき、ゆっくりと冷める間を楽しむ方法をお勧めします。
といってもあまり日本の様にゆっくり、バスソルトのレベルまではまだいっていないのが現状。シャワーばかりの生活になっています。
徐々に、自分のリラックスできる方法を探してみましょう。
郷に入れば郷に従う
イタリアの家では確かに日本の様な便利さは無いことが多く、不便に感じることもあります。
しかし、イタリアに住むと決めた以上受け入れるしかありません。
最大限に工夫をして、より自分のスタイルにあったより快適な暮らしを求めつつ、
ある程度諦めながら生きていくことも大切です。
家族とも相談して、日本人の私たちでも暮らしやすい環境を一緒に作ってください!
筆者はゴロゴロできる絨毯をゲットして、大変満足です!
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