イタリアローマ郊外 世界で最も美しくロマンチックな「ニンファの庭園」のおすすめポイントと行き方

ニンファ庭園 ニンファ庭園

※この記事にはプロモーションが含まれています。

チャオ、大都市よりこじんまりとした町がすきなえりかです。

ローマやミラノなど大都市以外にもたーっくさん魅力があるイタリアですが、その中でも世界が認める庭園がローマから少し離れた町にあるのはご存知でしょうか?


今回は、ラツィオ州のラティーナ県にある「ニンファの庭園(Giardino di Ninfa)」についてご紹介します。

3月~11月の期間のみの公開となるため、この時期にローマ近郊に来られる方には大変おすすめです。

この記事はこんな人にお勧めです
  • ローマ市内はもう何度も見たから!という人
  • 超観光地より少しゆったりとしたイタリアを見たい人
  • イタリアの郊外に興味がある人





ニンファの庭園ってどんなところ?


1921年にラツィオ州ラティーナ県のこの地の貴族カエタニ家のジェラシオ・カエターニが作ったイギリス流の庭園です。
旅好きの主人が訪れた各地域から好みの植物を持って帰り、自分の庭に植えたのが始まりと言われています。そのことから、小さな地球のように世界各国の植物をみることができます。

2000年にはラツィオ州によっての天然記念物として認定され、
2014年にはニューヨーク・タイムズが「世界一美しくロマンチックな庭園」と評し世界から注目を受けています。
また、2016年にはグッチ(GUCCI)のプロモーションビデオが撮影されるなど、神秘的な庭園としても知られています。

その映像は↓↓です。





名前の由来

ニンファエウムという古代ローマや古代ギリシャの泉の神ニンフを祀る神殿から来ていると言われています。



ニンファの歴史

ローマ時代、すでにここには小さな村で家や教会があったとされています。またこの地から1159年、ローマ教皇アレクサンドル3世が誕生するなど歴史的にも有名です。しかし、当時の町は1171年、神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサがこの地に敵が隠れていると知り焼き払ってしまったと言われます。
その後、どんどんとこの町はは廃れていきましたが、16世紀に貴族であるカエターニ家がこの地の再生を試みます。しかしマラリアや指揮をとっていた枢機卿が亡くなるなどし、18世紀までまともや放置されていました。その後、カエターニ家の所有物とし残ったままでしたが1921年に、ジェラシオ・カエターニが他の協力者とともに、植物を植え、庭園を作ったというわけです。



ニンファの庭園の見どころ


ローマへ数日間のみ観光、という場合ニンファの庭園まで足を伸ばす価値はあるのか、という疑問もあるかと思いますが、筆者的には2回目以降のローマであれば「あり」だと思います。
その訪れるべき理由、ニンファの庭園の見どころポイントを紹介します。

美しい自然

105ヘクタールという広大な敷地で、1300種類以上の植物、100種類以上の鳥類を楽しむことができるほど大変自然豊かたな庭園です。見渡す限り緑に覆われた敷地をゆっくりと見学することができ、慌ただしい日々の日常から少し解放されるほどです。また所々以前あった町の軌跡を見ることもできます。
崩れた壁や、教会の跡など歴史を感じることもできます。


四季による景色

多くの植物が植えられているため、四季によって異なった表情を楽しむことができます。春は花が咲き、夏は真緑、秋は色づいた木々など訪れる季節によってそれぞれの魅力があります。

「世界」を楽しめる

この庭園を作ったカエターニ家のジェラシオ・カエターニが旅先で見つけた植物を持ち帰ってこの庭園に植えたことから、世界の植物をこの庭園でみることができます。
竹藪など日本人にも馴染みの深い植物など、歩くセクションごとに違う風景をみることができるのみ楽しみの一つです。



作者のロマン

1900年台前半、あまり世界旅行が現在のように一般化されていなかった時代に世界を回って、好きな植物を自分の近くで育てたい、という筆者の情熱を筆者は感じます。
大袈裟かもしれませんが、当時この庭園を訪れた人は、全く違う土地の植物を見ることができ、きっと感銘したに違いない、と想像すると作者のロマンを感じることができるでしょう。

近くのサルモネータというもとてもかわいい!

車で10分ほどニンファ庭園から離れたところにサルモネータ(Sarmoneta)という小さな町があり、サルモネタ城という歴史的なお城を見学することも可能です。(費用:8.75ユーロ)
高台にある町はかわいらしく、ここまで来たら是非言ってみてほしい場所です。



旅に役立つアイテム

イタリアのガイドブックはコロナウィルス前から更新されていないものがほとんどですが、こちらのガイドブックはコロナ後の最新の情報が載っているので、おすすめです!


日本のブラグの形はイタリアでは使えません。USBで充電できるもの以外は、下記のような変換プラグが必須です。(変圧はされないので注意です)


英語はぼちぼちしか通じません。語学に不安がある場合は、下記のような指差しで会話できる本が一つあると便利です。




アクセス



車がベスト

1番のおすすめは車です。
所要時間:ローマ市内より約1時間半ほど

公共交通機関

ローマテルミニ駅(Roma Termini)よりラティーナ駅(Latina)で下車
 所要時間:30~40分
 チケット費用:4.10ユーロ( 2023年5月時点)
ラティーナ駅よりTAXにてニンファ庭園まで移動。
 乗車時間:約10分

電車の検索、チケットの予約は下記からできます。



見学には予約が必須!

ニンファの庭園の見学は3月~11月の間のみとなり、ガイドさんと一緒に中を見学する形になります。
そのため、人数制限が設けられており、事前予約は必須です。
下記のサイトから事前に予約しておきましょう。
(見学料:15.75 ユーロ/人 2023年5月現在)

時間によって英語のガイドもあるので(10.30am と 3.30pm)必要であれば英語でしている時間を選んでください。




自然が好きな人には大変おすすめ!

筆者は秋に一度行っただけなのですが、大変心に残った庭園です。

小川も廃墟も全てが一体化しておりまるで別世界に入り込んだかのような空間でした。

ローマなど主要都市からは少し離れており不便な場所ではありますが、もし自然の中を散歩したい、街以外のイタリアを見てみたい、という人には大変おすすめです。

あわせて、近くのサルモネータ(Sarmoneta)も散策してみてはいかがでしょうか。


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