ローマに留学経験のある えりか です。
イタリアが好きで留学してみたいけど、有名な都市がたくさんあって、どうやって選べばいいのか?
イタリア留学を決意したのはいいけど、実際にどの街に行くかの決断は大変重要です。
そこで、留学先に選ばれることの多いイタリアの街のそれぞれの特徴、どんな人が向いているか、その場所で留学するメリット・デメリットを紹介します。
みなさんのイタリア留学の目的を明確にし、自分に合った留学先を考えてみましょう。
それぞれの特徴があるイタリアの街と留学目的
かつての小さな国が集まってできた「イタリア」という国。イタリアは地域や街によって異なった文化を持っています。
そのためどんな留学を夢見るか、留学でどんなことを経験し学びたいか、予算はどれくらいか、などによって留学する街を決めることが大切です。
これから都市別にその特徴とそのメリットとデメリットについてご紹介します。
イタリア南部
青い空、青い海がピッタリなイメージのイタリア南部。
そんな土地で勉強することを憧れる人も少なくないはずです。
イタリアの中でもローカルで昔ながらのイタリアが色濃く残る地域が多いのが特徴です。
ナポリ
「ナポリを見て死ね」という言葉が存在するぐらい歴史的な建造物も多く、海辺に面した素晴らしい街です。サッカーやピザなどで有名な街で知名度も高いイタリアの街の一つです。
ナポリの料理はイタリアでも大人気で、シーフード料理や郷土料理など美食に恵まれた街です。
ナポリ留学に向いてる人
・ピザが大好き、またはピザの作り方を学びたい人
→ピザの発祥がナポリのため。ナポリのピザは少し分厚目
・はっきりと自分の意見が言える人
→フレンドリーなナポリ人。ただ黙っているだけでは何かと言いくるめられることもあるかも!?
・いい意味で「鋭い」人
→軽犯罪が多いため、危険な地域には入らない、ぼやっと歩かないなど、少し鋭くいることができる人。
シチリア島
シチリア島はイタリア国内でも特に人気の高いリゾート地です。海がとても綺麗で夏のシーズンは多くの観光客で賑わいます。島であるため、海鮮料理をはじめ美味しい料理やドルチェが楽しめます。本土とは少し異なった文化に触れることができ、ゆったりと楽しい留学になるはずです。
シチリア留学に向いてる人
・とにかく綺麗な海が好きな人
・都会よりは少しゆったりした場所を好む人
・イタリア料理に興味がある人
イタリア中部
首都ローマがあるイタリア中部。魅力的な街が多くあり、観光地としても大人気です。「これぞ、イタリア」というような風景が詰まった地域です。チーズやワインなどたくさんの美食がこの中部で生産されています。
ローマ
イタリアの首都であるローマ。観光都市として大変栄えており国内外から多くの人が集まります。
そのためローマ中心地はいつも賑やかで混雑気味。中心地から少し離れると住宅エリアが広がり、その周辺にもたくさんのお店がありとても便利です。そして何より、人気の観光地を生活の一部の風景としてみられるのが最大の魅力です。またヨーロッパでも最大級の国立大学、ローマ・ラ・サピエンツァ大学があり、イタリア国内の学生だけでなく世界からも多くの留学生が集まります。
ローマ留学に向いてる人
・歴史的なものが大好き、興味がある人
・大きな都市で色々な経験をしてみたい人
・観光産業に触れたい・関わりたい人
フィレンツェ
フィレンツェといえば芸術。靴や鞄の革製品やジュエリーなどの工房がたくさんあります。世界的にも有名なフィレンツェですが、実は小さい街です。そのため、移動もしやすく便利です。また日本人も多く治安も比較的いいため安心して生活できるため留学先としても人気です。
フィレンツェ留学に向いている人
・手に職を!皮製品や彫刻、ジュエリーなど芸術性を磨きたい人
・大きすぎず小さすぎない街で生活したい人
フィレンツェがあるトスカーナ地方はたくさんのワインやハムなどの生産地としても有名です。自然が豊かな地域であるため、食文化の要の地域の一つです。そのため、都市以外にもアグリツーリズモなども発達しており、語学勉強がてら近くの産地を巡るなどできるのもトスカーナの魅力の一つです。
ボローニャ
ボローニャにはヨーロッパ最古のボローニャ大学があります。語学留学でなく他の分野を勉強したい人にはイタリアの大学に進学することも可能です。また美食の国イタリアの中でも特に美味しいものがあるとされているものここボローニャです。
ボローニャ留学に向いている人
・食いしん坊・食に興味がある人
・有名な場所より少し落ち着いたところに留学したい人
ペルージャ
ペルージャは少し日本人には他の都市に比べて馴染みが薄いかもしれませんが、外国人大学があり留学生にはとてもよい環境です。ペルージャ大学で語学コースに通うことができ、語学以外の授業を受講することも可能です。また費用面に関しても、他の語学学校に比べて大学の語学コースは低価格で通いやすいのもいいことろです。
ペルージャ留学に向いている人
・語学の勉強の後、大学へ通って勉強したい人
・学生の街で楽しく過ごしたい人
・費用を抑えたい人
イタリア北部
北イタリアは中部・南部とまた異なり”エレガントなイタリア”となります。
(↑なんとなくニュアンスわかりますか?)
他のヨーロッパとの国境も近いため、ビジネスの面では大変重要なエリアです。そのため空港や港など世界の窓口もこのあたりに集中しているため、仕事も他の地域に比べると多いのが特徴です。また、ファッションやお菓子なども最新ものが集まるため、新しい・流行り物など好きな人にはイタリアの北部がピッタリです。
ミラノ
ミラノはイタリアの商業の要の都市です。企業の事務所は大体ミラノ、といっても過言ではないぐらい。首都はローマですが、ローマは観光都市でミラノは商業都市、というイメージです。そのため、国際色が豊かでレストランなどもイタリア料理以外の食事が一番充実している地域でもあります。外資のお店なども大体ミラノから、という東京のような(政治はローマ)というのが大都市ミラノ。
ミラノ留学に向いてる人
・ファッション・流行り物などが大好き
・留学後、どこかに就職したい人
→世界中の企業がミラノに集結しているた就職の機会が多め
トリノ
北イタリアのトリノも筆者的には穴場スポットです。
こじんまりとした街ですが、落ち着いていてかつおしゃれな街、トリノ。
物価も大きな都市に比べ低いので、ミラノはちょっと高すぎる、でもちょっとおしゃれなイタリアに行ってみたい、という人であればトリノがおすすめです。またイタリアの中では第4の都市と言われ、ミラノに次ぐ工業地帯であるため、将来就職などを考えている人には、可能性が広がるかもしれません。
トリノ留学に向いてる人
・ガチャガチャした場所より落ち着いたシックな場所を好む人
・ミラノに行きたいけど費用的に・・という人
・将来イタリアで就職を考えている人
→工業地帯であるため、就職先が多いめであるため
ヴェネチア
水の都ヴェネツィアでも留学が可能です。街全体が世界遺産という素晴らしい街で生活してみたい人にはぴったりです。観光地として賑わう街は、アートや美味しい料理に囲まれ、たくさんの島を周遊できるなど大変魅力的です。
ヴェネツィア留学に向いてる人
・世界遺産の中で生活してみたい人
・ベネチアングラスなどのアートに携わりたい人
・世界から集まる場所で刺激的に暮らしてみたい人
治安について
地域によって犯罪の多い少ないはありますが、大都市ほど治安が悪いのが特徴としてあります。
そして、どの街でも主要駅の周辺は特に注意が必要です。
どこに行くにしても、現地の人に行かない方がいい場所など情報収集をする、夜道を一人で歩かない、金目のものをちらつかせない、など対策は必須です。
特に、日本人は狙われやすいので注意です! (←筆者すでにスリ被害にあってます)
それぞれの街の特徴を理解して決めよう
イタリアと一言で言っても地域によって特色がかなり強いため、それぞれの特徴を確認して留学先の街を選ぶことが大切です。もちろん冒頭で紹介したように、町によって特色は異なるためエリアで分けるのは少し雑になりますが、筆者がイタリアにいて感じるエリア別ステレオタイプの特徴が下記です。
地域別の特徴のまとめ
どの地域も魅力がいっぱいですが、どこもいい点・良くない点があります。
自分の性格、目的、留学でどんなことをしたいのか、など自分に一番適している場所を考えて選択しましょう。
迷って、考えて抜いて行く留学は、どこに行こうと絶対素敵なものになるはずなのです!
素敵な留学になりますように!
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