イタリア移住の際に結構悩んだ日本の「医療保険」。
保険費用を払っていけるのか、本当にイタリアで生活するにあたって必要なことなのか、などと色々と迷いました。
今回は、イタリア移住(またはイタリア以外の国:海外移住)の際
「日本の医療保険、入院保険、年金保険」をどうするべきかについて、筆者の経験と実際に行った行動をご紹介します。
ぜひ、保険について迷われている方にお役に立てると幸いです。
実際の筆者の加入状況
筆者は現在下記のような内容でいくつかの保険に現時点で加入しています。
イタリア移住時は、実は他にも2つ加入していました。
・貯蓄型の医療保険
・入院保険
年金保険以外は、どれも30代になるのを機に加入したものですが、イタリアへ移住してから2年目に
日本で貯めていた貯蓄もつき、かつコロナウィルスの影響で就職も困難で収入源の目処が立たないと判断し、この2つを残しあとは解約という決断をしました。
残念だったけど、しょうがないね。
コロナウィスルが予想がすぎた。。イタリア語ペラペラでもない日本人が働ける場所とは?・・・笑
(観光業ないときついね。。)
保険加入時の注意点
海外移住を視野に入れている際の加入時、絶対に確認しておくべきポイントです。
上記2つは、海外移住するのであれば必ず確認しておく事項です。
筆者は、加入時に「海外移住」の可能性を考え、移住後も問題がないかという点をしっかり
保険会社に確認した上で、加入を決めました。
筆者の場合は、
イタリアの病院に診断書を書いてもらい、必要書類を申請すると日本の銀行に支払ってくれるということでした。
(まだ申請する状況になっていないので、問題ないことを願うのみですが。)
海外移住しても問題ないかにおいては、郵便物はあくまでも日本の住所にしか届かないので、
送付先が必ずある、ということが条件でした。
(実家があるまではまだ大丈夫、なくなったら。。。親友に託す予定です。笑)
イタリアの医療事情
筆者もまだまだ知らないことは多いのですが、現時点で知っている情報をご紹介させていただきます。
まず、イタリアでの医療は無償です。
これに関しては、ほとんどの方がご存知かもしれませんが、実際イタリアに住んでみて感じるのが
「支払う場面」も多くあるということです。
下記の場合は、有償です。
公的医療機関は、比較的予約などに時間がかかる、家から少し遠い、などなど不便な点が多いことから、「私立」の病院へ行くことが多くあります。
例えば、「食べ物が喉を通りにくい」という理由で家庭医(Medico di Famiglia)(公立)へ相談へいきます。そこで家庭医から「消化器科で見てもらって」と言われるとします。
公立の消化器科は数ヶ月後ぐらいしか予約がとれないことも。
でも食事がしにくいのでより受診予約がより早い日に取れる近くの私立の病院を探す、、などという状況が発生します。
大きな病気などに関しては、大きな指定された公立の総合病院などに行くことももちろんありますが、
私立の病院で済ます場合もあると言うことです。
体に関することなので、異常があればより早くみてもらいたい、または費用を気にしている場合じゃない場合などありますよね。。
ですので、イタリア=医療費無償だから問題なし!!
ということではない、というのがポイントです。
日本の保険に加入すべきか?
上記の状況を踏まえて、イタリアへ移住する際に日本の医療保険・年金保険・入院保険に加入すべきかどうかをみていきたいと思います。
まずは、私が考える結論は下記です。
ただし、「貯蓄型」がいいかと思います。
・医療保険:加入すべき
・年金保険:加入すべき
・入院保険:余裕があれば
医療保険において
カバー内容にもよりますが、医療保険は加入した方がいいかと思います。
病気の内容によっては私立で対応してもらう可能性もあるため、
加入しておく理由は十分にあります。
下記の内容の商品だとより安心です。
・貯蓄型にしておき捨て金が発生しないようしておく
・なりやすい病気になったら賭け金が免除される保険がおすすめ
年金保険において
イタリアで就業できればもちろん、給料をもらえ税金も払うことになるので将来年金をもらえるのですが、筆者もイタリアへ移住して丸2年が経ちましたが未だ就業していません。
つまり、税金をおさめていないので年金をもらえるわけもなく。。
おそらく旦那くんのおこぼれをもらえるとは思うのですが、将来を思うと不安です。
日本で数年収めていた年金は絶対に当てにならないので、この保険会社の年金保険が唯一の頼みの綱です。
イタリアの家族の家業を手伝わせてもらえる、または起業する、もしくは就職のツテがあるなどの
前持っての就業の見込みがある場合は、税金も支払うことになるので、おそらく年金保険が必須というわけではないですが、もしなんのあてもない場合は、加入していた方が安全です。
特に筆者は一人っこなので、兄弟もおらず本当に一人になる最悪の場合を考えると
現状支払いが苦しくても、なんとかこの保険だけは死守したいと感じる今日この頃です。
入院保険において
入院保険は、どうでしょう。。
私は、予算の関係でやむを得なく解約しました。
もし余裕があればもちろん加入しておいて、入院した際に申請すると、
公立の病院、私立の病院どちらを選択しても安心して療養ができるかと思います。
しかし、ここは病気になった際に医療保険料がもらえるかもしれないので、
加入しなくてもなんとかここでカバーできるかと思い、入院保険を解約することという選択をしました。
備えあれば憂いなし
結論、可能であれば安いものでも加入しておくといいと思います。
筆者は、イタリア移住後すぐに収入を得られる保証がないということを前提に、
・急に何か起こった時のため
・年金がもらえないであろうと想定
・一人っ子で旦那くんしか将来頼れる人がいない予定(もしくか完全ロンリー)
という状況を加味した上で、多少月の支払いは苦しくても、
安心を買うという意味で保険に加入しています。
皆さんも、自分の状況をしっかり考慮した上で、
ご自身にあった将来プランを検討しましょう!
保険は本当に無理になれば解約が可能です。
(その時のためにも掛け捨てじゃないことのを選ぶとなお安心。)
途中解約はもったいないのですが、それまでの安心を買えたと思えば
なんとか吹っ切れます。
筆者は少し、心配性なところもあるので、この保険がバックにあるというだけで
穏やかに過ごせている気もしなくはありません!^^
もし、不安に感じているのであれば、入ってみてもいいと思います!^^
Youtubeでイタリア生活をご紹介しています
主にVlog形式でイタリアの生活風景等をゆるーくご紹介しています。
ぜひ、こちらも応援いただければ大変励みになります!
最新ビデオは下記です。
視聴、チャンネル登録にて応援、ぜひお願いします!^^
コメント