こんにちは、イタリア人と結婚してイタリアンファミリーができた えりか です。
イタリア人と結婚、そしてイタリアへ移住したらついてくるイタリアの家族問題。
筆者はここイタリアに来て、旦那くんの家族にはとてもよくしてもらっており心のささえにもなる
大切な人たちです。
特にママとパパには色々と助けてもらっており、言葉には表せないほど感謝です。。
しかし、そんな筆者が今までこのイタリアの家族と
“問題が全くなかったか?” “全く不快に感じたことがないのか?”といえば、そんなことはありません。
人間同士なので、そりゃありました。(そしてこれからもあるに違いありません)
それはイタリアでも日本でも同じことだと思います。
しかし、文化も言葉、育った環境なんかも全く違います。
そのため「日本の義家族」との付き合い方と「イタリア人義家族」との付き合い方には少し相違があるように思います。
実際に筆者が行っている、イタリアの(義)家族との付き合い方のについて紹介していきます。
1. 「NO」、「うれしくない」を伝える
こらはかなり大切だとここイタリアへ来てわかりました。
イタリアでは「言わなきゃ伝わらない」のが通常です。
表情を読み取ってくれることもあまりなく、空気なんて読めやしない場面が多い。
そしてそれぞれの「良い」「悪い」「気分」でこの社会は回っているのではないかと思う場面が多々あります。いいように表現するとすれば、「自由」です。
『私、これ好きじゃないの』を表現することにまったく躊躇も恥じらいも不要な国です。
むしろ、「好きではない」「NO」を表現しないと、
『この子はこれが好きなんだ』もしくは『別に、これで問題ないのね』と解釈されることがほとんどです。
嫌なことは小出しに
義理家族との間で嫌なことがある際、小出しにしておくことが大切です。
例えば、とても腹がたつことが起こったとします。
その場で落ち着いて言えるなら、すぐに「え〜なんで?」っと軽く伝えて見ましょう。
かなり怒っている場合は、怒りが収まるまで少し距離を置いておき少し収まった頃に、
「この前のことでちょっといい?」というように話せるタイミングをみて「私こういう風に思ったんだよね。。」と伝えてみましょう。
「なんでそんなことしたの?」とイタリアのママに対して思う出来事がありました。
数日間モヤモヤ。。。
旦那君に相談しても、モヤモヤする日々。。。
そんなにモヤモヤするなら、ママに話して?
そんなイライラすることじゃないし、意見は伝えた方がいいよ。
きっとママも悪気があったわけじゃなくて、
えりかがそれを不快に思っているなんて、気づいてないんだよ。
だから、一人でイライラせずに話して!
数日後あるタイミングで話してみると、「ああ、そうだったの。でも〇〇だと私思ったから。」とママに言われ、「でも私はこれについて△△だと思うから、私に関して〇〇しないでね、これから!」という話し合いができすっきり!
話して、良かったと思えたエピソードです。
これ、日本ならアウト??・・・笑
2)いい距離感を保つ
いくら仲が良くてもあまりにもずっと一緒にいることはお互いにとってイライラの元になり兼ねます。
ある程度の距離感、空間を分ける工夫が大切です。
例えば、会う回数を少しだけ減らしてみる、同居の人は可能であれば自分だけの空間を作ってもらう、
無理であれば一人で出かける、など。
同居している(予定している)方へ。。
大きなお家でそれぞれの家庭の空間を持てないのであれば、いくら仲良くいい家族でも疲れてくると思います。
筆者は初めの10ヶ月ほどは同居していました。仲もよく大きな問題はありませんでしたが、
普通のアパート住まいだったため自分のスペースが持てず、イライラした時期もありました。
同じ空間でも外出を増やす、または可能であれば転居などで工夫した方が、長い目で見ると善い方法だと思います。
ちなみに現在は、別居で徒歩2分の距離に住んでいます。
とても快適で、関係も良好です!^^
3)本性をじわじわ出す
自分の家族や親しい人間にしか本性を現していない方が少なくないかと。
一気に出してしまうと、「おお!なんじゃ??」と引かれてしまうこともあるので
(その本性にもよりますが!笑)ゆっくり出していきましょう。
個人の個性を結構受け入れてくれる(というか、個人のキャラが濃い人が多い)ので
少しずつ、言いたいことを言ったり、自分の筋を通したりとし「自分はこんな人間だ」と
表現することをお勧めします。
(イタリア人は、みんな自分の筋で生きている人が多いです。。)
4)たまには甘いものを差し入れる
家族にもよりますが、甘いものが好きな両親がいる場合はたまには何かドルチェを差し入れると喜んでもらえます。ドルチェに関わらず何か「家族が好きなもの」を差し入れると喜んでもらえ会話も弾んだりします。
また日頃の感謝も伝えることができます。
美味しいものをもらって、嬉しくないわけがない!^^
たまにの気遣いでも、いい関係を築くにはあったほうがいい。
無理して日課化されない程度がいいかもです!笑
(習慣化してしまうと、なんか無意味な圧力を自分にかけてしまいそうで。。。)
5)ママと二人で買い物に行く
特にイタリア人の旦那君に姉妹がいない場合、とても喜んでもらえます。
同じ女性でしか分かり合えない、ショッピングの楽しみ方。
無駄にウロウロして当てもなく、お店を回ったり、ゆっくりとガールズタイムを楽しむことが大切です。
そこで、普段話せない話が2人でできたり相談なども聞いてもらいやすい関係が築けやすくなります。
男性陣が多い中でなかなかゆっくりと話せないことも多いので、このようなママとの時間はとても貴重です。
たまに何か買ってくれたりしちゃうかも?笑
(でも初めから期待してはいけませんよー)
6)「好きのもの」の共通点を見つける
「食いしん坊なパパ」とは「食べる楽しみ」が共通点。「ショッピングが好きなママ」とは「買い物」が共通点。といように小さなことでもいいので共通点を見つけ、お互いの楽しみを一緒に楽しめるようにしましょう。例えばショッピングとはいえども、ファッションだけでなく、朝一などの屋台での買い物を楽しんだり、小さい日常を楽しめるようなポイントを持っているといい関係が作りやすいです。
兄弟姉妹で困っている・・
筆者の旦那君には兄がいます。
彼はいい人ですが、自由奔放でずっと一緒にいると少しこちらに疲労感をもたらすことも。。
でも、義理のママ&パパが元気なうちは彼らの後ろに隠れていてもOKだと思っています。
もちろん嫌いとかでは全くないので、仲良くしています。
ただ、会う回数は多くありません。
そして彼にはパートナーの彼女(事実婚状態)がいますが、彼女がちょっと厄介です。
でも、無理に付き合うのはやめました。
必要最低限です。
しょっちゅう会わないように軽く対策をしているので、
会ったときまだ普通に接することができています。
兄弟の問題に関しては、できるだけ”兄弟”にお任せしておきましょう!
そして、自分の怒りにつながらない程度に接しておきます。
これが今の筆者の対策です。笑
とりあえず今大切なのは、義理のパパとママだと思っています。
2人との関係が良好であれば、とりあえず良しとしておきます!^^
▼イタリア生活に関する著書を参考にするのもおすすめです▼
それぞれの形・・
上記にて色々と述べましたが、これはあくまでも筆者のイタリアの義理家族との関係性を元に
筆者が気をつけている事項となります。
人それぞれ個性も違うし、好みも異なります。
その相手を見極めて、対応していくことが大切です。
家庭の”カラー”を見つけて、できるだけ順応していくようにしましょう。
何より大切なのは、好意を持って接すること、思いやることです。
どうしても、どうしても無理な場合は、、、距離を置きましょう。。。汗
素敵な家族関係が築けますように!お互いがんばりましょう!
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