チャオ!こんにちは、えりかです。
イタリアに移住してきた頃、掃除したくてもイタリア語での名称が分からず、どんな洗剤を買って綺麗すればいいのか戸惑ったことがありました。
2年半ほど経った今でも、よく分からず義ママを頼って「ここの掃除ってこれでいい?」とアドバイスを
もらって過ごしています。
洗剤一つでも効能が違ったりと種類も様々です。
本当に欲しい機能を果たしてくれるのか不安に思いながら買ったら、全然違うとか。。何度か経験しています。
ということで、今回はよくイタリア生活にて、
「家事でよく使用する定番の「洗剤」と商品選びに役立つ表示(イタリア語)」についてご紹介します。
これで、お掃除がんばりましょう!!笑
・・・・(それなりに!)
キッチン編 (Cucina)
汚れが気になるキッチン周り。
油を使った後などは特に、念入りにお掃除が必要です。
イタリアのキッチンではどのようなものを使用するかご紹介します。
食器洗いの洗剤:Detersivo per piatti
食器を洗う際に使われる洗剤は、「detersivo per piatti」(デテルスィーボ・ペル・ピアッティ)と呼ばれます。Piattiはお皿を指すので、お皿の洗剤という意味です。
様々なメーカーの商品があります。
筆者が実際に使用しているのは。。
食器用洗剤に関しては、これ!といったこだわりは持っていないので、割引がある商品などを主に購入しています。使用頻度が高いのは左上の「Nelsen(ネルセン)」です。
種類も豊富で、香りなどを変えて楽しんでいます。
しかし、最近旦那くんの手が洗剤負けして、痒くなってしまったので、もっと肌にやさしいものに今後は変えていこうと思っているところです。
商品選ぶ際に知っておきたい単語
など
食洗機用の洗剤:Detersivo lavastoviglie
イタリアでは食洗機を使用している家庭も少なくありません。
共働きの家庭が多いこと、単純に手間を省くため、また手洗いに比べ節水できることが多いのが理由です。
食洗機の用の洗剤は「detersivo per lavastoviglie(デテルスィーボ・ペル・ラヴァストヴィリエ)」とイタリア語で言います。
「lavastoviglie(ラヴァストヴィリエ)」とは食洗機のことを指します。
手洗い用の洗剤とは使用する洗剤が異なるので、注意しましょう。
筆者が実際に使用しているのは。。
我が家では左上の「FAIRY(ファイリィ)」を使用することがほとんどです。
食洗機が満帆になるまで基本、洗いにかけないのでカプセルのものを使用しています。
今のところ、仕上がりには満足しています。
商品選ぶ際に知っておきたい単語
など
エコラベルとは・・
Ecolabel europeo。環境汚染に配慮しているヨーロッパの会社・製品に与えられる称号です。
食洗機用の塩 (Sale per lavastoviglie)
イタリアの水は、石灰成分が多く水垢がつきやすい、というが特徴があります。
洗った後の水滴の後など、残りやすいので食洗機でも洗剤とは別に塩「Sale per lavastoviglie(サレ・ペル・ラヴァストヴィリエ)を入れて使用する家庭も少なくありません。
実際に食洗機にも塩を入れる場所も内蔵されており、ごく一般的に使用されていることがわかります。
また塩を使用することによって、汚れなどから食器を守る作用もあるようなので、
使用するのがおすすめです。
筆者が実際に使用しているのは。。
上記の「finish(フィニッシュ)」を使用しています。
こちらに関しても特にこだわりはないですが、finishは食洗機の洗剤も販売しているメーカーなので、
なんとなくこちらの商品を主に選んでいます。
カプセルか液体か?
食洗機の大きさや、洗う食器の量によって、カプセルか液体かを分けることができます。
例えば、大型の食洗機の場合、カプセルを1つ丸ごと入れて使用しますが、
食器の量が少なかったり、食洗機自体が小さければ、液体の洗剤で量を調整して使用しましょう!
vs たまごの臭み
イタリアに来て感じるのは、日本の卵に比べて卵の匂いがきついということです。
特に生卵をかき混ぜたお皿やボールなどは洗剤で洗っても、乾いた時とても嫌な匂いがすることも少なくありません。(レベルは卵によります)
そんな時の対策として我が家で使用している対処法をは下記です。
大概はこれで解決できますが、面倒です。。。
①お酢(aceto)
卵に触れたもの一式手洗いして、お酢と水で数時間浸しておきます。
→安っすいお酢をお掃除用に買っています。
②漂白剤(candeggina)
こちらも卵に触れたもの一式手洗いして、少量の漂白剤と水で数時間浸しておきます。
→しっかりすすぎましょう。
食洗機へも卵を使用した際、少量の漂白剤を機械の中に、(適当に)入れて、洗剤をいつも通り入れ、洗います。
そうすることで、卵の臭みが他の食器や、グラスなどに移らなくてすみます。
日本の卵って、こんな臭くないですよね。。?笑
油汚れ落とし:sgrassatore
コンロの汚れや、キッチン周りの飛び散った油を拭き取る際に使用する洗剤をご紹介します。
そんな主に油汚れを落とす洗剤は「sgrassatore(スグラッサトーレ)」とイタリア語で言います。
筆者が実際に使用しているのは。。
これに関しても特にこだわりはないですが、上記の写真の3つはそれぞれ、このようなお掃除のための製品を多く扱っているメーカーなので、どれも使いやすくて重宝しています。
決めてにしているのは、どんな汚れを落とすのに適しているか、あとこちらにも除菌効果があればなおよし!という程度です。
商品選ぶ際に知っておきたい単語
床 編
床拭き(モップ)
イタリアの家は、タイル床、大理石、もしくはフローリングが多く、掃除の際は、「床拭き」が必要な場合がほとんどです。(絨毯敷のみのおうちは知っている限りありません)
そこで、掃除機や掃き掃除の後、「床拭き」という工程が待っています。
イタリア語で「床」は「pavimenti(パヴィメンティ)」と言います。
もうお分かりの通り、床掃除の洗剤はイタリア語で「detersivo per pavimenti(デテルスィーボ・ペル・パヴィメンティ)」です。
基本的には、雑巾掛けではなく、モップがけタイプの掃除方法がイタリアでは主流です。
腰の負担も少なく、まだマシですね。。
筆者が実際に使用しているのは。。
筆者宅では、「ACE(アチェ)」の製品や、「AMUCHINA(アムキナ)」、または 「RIO(リオ)」です。
ここでの筆者の注目ポイントは、除菌作用があるか、香りがいいか、そして使用後の水拭きが不要か、という点です。
(さすがにもう一度水拭きをするのは心が折れます。。笑)
商品選ぶ際に知っておきたい単語
軽く床を掃除
軽く床を掃除したい時に使うのは、日本でいうクイックルワイパー的なものがイタリアでもあるので、
ご紹介します。
一般的には、箒などでさっさと掃き掃除をしますが、筆者は髪の毛をよく落とすので箒に絡まってよけい手間になるので、我が家は下記の商品を使用しています。
Swiffer (スウィッファー)
掃除機をかけるまでもいかない時、軽くささっと掃除したい時におすすめの商品です。
替えのシートをつけて、埃や髪の毛などを乾拭きしできるので大変便利です。
また最近では、(やっと)ウェットシートも販売されているので、床の一部の汚れを落としたい時にも便利です。
わざわざバケツに水を用意してモップかける必要もないので、気軽に掃除ができてかなり重宝しています。
洗濯編
洗濯に使用する洗剤の種類も用途によって様々あるため、当初は義理ママの使用しているものを使うことからスタートし、徐々に違うもののを試している最中です。
まだまだ勉強中の筆者ですが、色々と疑問に思っていたことなどを中心にご紹介していきます。
洗濯洗剤 (Bucato)
まずは一般的な洗濯洗剤についてです。
イタリア語で洗濯機が「lavatrice(ラヴァトリチェ)」と言うため「detersivo per lavatrice (デテルスィーボ・ペル・ラヴァトリチェ)」が洗濯洗剤を指すイタリア語となります。
日本と同様、粉洗剤(最近ではあまり主流ではないですが)、液体洗剤、カプセル洗剤の種類がここイタリアでも販売されています。
筆者は、液体タイプを使用しているため、液体について詳しくご紹介します。
最近の話はわからないけど、カプセルタイプの洗剤は、カプセルの外装が溶けずに洗濯物によくくっついていた、という話を義ママから聞きました。なので、我が家は液体洗剤のみ使用しています。(もしかしたら最近は解消されている問題かもしれませんが。。)
筆者が実際に使用しているのは。。
洗濯洗剤では、「Dash(ダッシュ)」や 「Dixan(ディクサン)」を使うことが多いです。
なぜならよく割引になるからです。。
あとは、「LYSOFORM(リソフォーム)」も除菌作用が入っているので、ちょこちょこ使用しています。
商品選ぶ際に知っておきたい単語
↑他にも様々な香りがあるので、ぜひご興味があればご覧ください。
汚れ落とし(Smacchiatore)
パスタソースやオイルなど食べ物の汚れや、いつの間にかついて水では落ちにくい汚れなど、
洗濯機で洗濯する前に、汚れた箇所に塗るだけで、汚れが落ちる知っておくと便利なアイテムについてもご紹介します。
汚れをピンポイントで落とすための商品は「Smacchiatore(スマッキアトーレ)」と言います。
下記のようにSmacchioなどと表示されている場合もありますが、大体汚れ取りの意味なので覚えておくと便利です。
我が家では下記の製品を使っています。1.5ユーロぐらいでお手頃の割りに、結構落ちます。
これは洗濯前に、落としたい汚れにつけて洗濯機に投入するだけです。
柔軟剤 (Ammorbidente )
イタリア語で「Ammorbidente (アッモルビデンテ)」と言われるのが柔軟剤です。
家庭によって使っていたり、なかったり様々です。
ちなみに我が家は、使用していません。
理由は、香りが残りすぎる、有害だということを聞いたことがある(ほんまか?)という理由で、
義両親の家でも使っていないので、我が家も「ま、いっか」という具合に使用していません。
有害かどうかについてはあくまでも、聞いただけなので、ご判断は各自でお願いします!
確かにタオルなど、ふんわり感などは感じることがなくなりましたが、
柔軟剤なしでも特に支障なく生活しています。笑
商品選ぶ際に知っておきたい単語
除菌(Igienizzante)
コロナウィルスが流行し、洗濯をする際に洗剤と共に除菌するための除菌剤を入れるという家庭も増えました。洗剤に除菌する成分が含まれてない場合は、別途この除菌剤を一緒に洗濯機に入れます。
目に見えない細菌ですが、これを入れるだけでなんだか清潔で安心するので、我が家でもよく使用します。
拭き掃除系
除菌系
水拭きでも十分いいのですが、最近はここイタリアでも「除菌」効果を求める傾向が出てきたように思います。「除菌」に強い、メーカーもあって、筆者は基本的に下記のメーカーのどれかを購入することがほとんどです。
・Napisan(ナピサン)
・LYSO FORM(リソ フォーム)
筆者は、キッチン周りや、テーブルなどに使用することが多いため、「キッチン(Cucina)」にも
使える、という点と、後から水拭きをしなくてもいい (senza bisogno di risciacquo)という表示があるかどうかに注目して、製品を選びます。
木製の拭き掃除
家具は木製のものも多く、木の性質にあった木製のための掃除製品が販売されています。
必要と感じた際は、こんな製品を使ってお掃除するのもいいかと思います。
綺麗になると信じているため、一応低価格の木製の製品でも下記の製品を使用しています。
「pronto(プロント)」は他にもいろいろな木材向けの商品があるので、必要に応じて見てみてください。
トイレ・浴室掃除 編
水回り、いつ来客があってもここだけはおさえておきたい、と思っている(だけ)の筆者ですが、
やはり抗菌は欠かせません。
日本のトイレ掃除と異なり、少し時間を要するイタリアのトイレ掃除。
下記で説明します。
トイレ(便器)掃除
イタリア語で、「detersivo per bangno(デテルスィボ・ペル・バンニョ)」と言います。
Bagnoがトイレや浴室を指すイタリア語です。
便器の中を使う洗剤と、便座などそれ以外の場所を掃除する洗剤が分かれています。
便器の掃除は、少し日本とは異なります。
少し長めのノズルから、便器周りをぐるっとかけるように洗浄液をかけ、放置します。
商品によっては、15分〜1時間ほど待つように使用方法に書かれているのがほとんどです。
もちろん、しっかり時間を守っていた方が除菌効果など、本来の商品の力をしっかり発揮してくれるのだろうと、筆者はできるだけこの時間を放置するようにしていますが、、なんだか手っ取り早く終わらず、不便を感じることも少なくありません。
筆者が実際に使用しているのは。。
基本的には、このよく売られている「WC NET」か「ACE」をよく使用します。
特にこだわりはないです。除菌とあとは、香り。
つけ置き時間が短い方が若干いいかな、というポイントで商品を選んでいます。
トイレ(便座など=便器以外)掃除には
便座や、トイレ周りなどはまた別の商品を使用します。
イタリアでは、便座、トイレ周りの洗剤は、洗面台や、お風呂、シャワー室などにも同じものを使用するのが一般的です。
こちらもイタリア語で「detersivo per bangno(デテルスィボ・ペル・バンニョ)」です。
なので、上記のノズルっぽい形の容器が便器の中、そしてスプレー系のものがそれ以外の浴室のものを掃除するもの、という認識でOKです。
基本的にはスプレータイプのものが多く、使いやすいです。
筆者が実際に使用しているのは。。
細菌の筆者のお気に入りは上にある「Bref」です。
除菌作用があるものが意外にもそんなに多くなく、どうしようか迷っているうちに見つけました。
香りもよく、ついつい多めにスプレーしてしまうぐらい、筆者の好みです。
また15分の放置で除菌してくれるので、時間もかからずおすすめです。
商品選ぶ際に知っておきたい単語
など・・・
商品選びのポイントは?
いかがでしたでしょうか?
意外にもたくさんの洗剤の種類があり、イタリア移住当初は本当に混乱していたのですが、
自分がどんな商品が欲しいのか、という点を明確にしておくと、商品も絞り安いと思います。
筆者の場合は、除菌作用があるか、香りが自分好みか、放置時間が必要か、拭き取りが必要な洗剤かなどの点を重視して選んでいます。
そしていくつか試してみて、好みのものを探していくのもいいと思います。
ちなみに、イタリアの製品は環境に配慮している点も、アピールポイントの大きな違いのように思われます。容器が再生可能か、流しても環境に優しいのか。
そんな製品ばかりになると本当にいいですね。
できるだけ(少しお値段がはっても)、環境に優しい製品を選んでいこうと思う筆者でした。
Youtubeチャンネルもよろしくお願いします。
イタリアのリアルな生活の風景から、出かけ先など飾らないリアルな様子をご紹介しています。
是非、下記よりご覧いただけると励みになります。
また「地球の歩き方」のブログでもちょこちょーこと執筆しているのでご興味があればご覧ください。
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