チャオ、食い意地が大変はっている えりか です。
イタリアは美味しいものだらけ、ダイエットには不向きすぎる国です。
地域によってそれぞれの特産物や名物料理があり、本当にどこに行っても飽きないのがイタリアのいい所です。
日本では「イタリア料理」としてあらゆるタイプの料理がレストランで提供されていますが、
ローマの地域にはローマの味があり、他の地域にもそれぞれの名物があるので、イタリアのどこの地域に行くのかによって食べるべきものが異なってくるので注意が必要です。
今回は、ローマに来たら絶対食べてほしいローマ料理やローマで有名な食べ物をご紹介します。
たくさんリストアップしたので、数日のみの滞在の場合全ての制覇は難しいと思うので、優先順位を考えて選んでくださいね!
限られた滞在時間でローマのご当地グルメをしっかり堪能しましょ〜!
パスタ類 (Pasta)
イタリアに来てまず食べたいのは美味しいパスタ、という人は多いはず。
ローマのパスタはチーズを使うものが多めで、庶民でも手に入りやすい食材で作れられているシンプルなものばかりです。またハムやベーコンなどの保存ができる塩気の強いものが使われることが多いのも特徴の一つです。
ちなみに、パスタは「プリモ (primo)」という一品目として食べられます。
※プリモの前には前菜(アンティパスト)があります。
カルボナーラ (Carbonara)
みんな大好きカルボナーラはローマ料理の定番です。
パルミジャーノチーズ、ペコリーノチーズ、卵、そしてグアンチャーレ(豚の頬肉のハムのようなもの)、胡椒というシンプルだけど人々を魅了するコッテリとした味がたまりません。
注意点:
①ローマ本場のカルボナーラは日本のように上に温泉卵がのっていることはまずありません。
②生クリームを使用する店もありますが、これも本来のレシピではなく、観光客向けのレシピだとも言えるので、ソースが水っぽいカルボナーラはできるだけ避けましょう。
アマトリチャーナ (Amatriciana)
トマトソースベースにペコリーノ・ロマーノ、グアンチャーレが入ったパスタです。
ブッカティーニ (Buccatini)という太めのパスタと絡めて食べるるのが定番です。
グアンチャーレから出る油がトマトソースと融合し美味です!
カッチョ・エ・ぺぺ (Cacio e pepe)
引用元:espuire.com
チーズと胡椒のパスタです。ペコリーノ・ロマーノと胡椒を和えただけのシンプルなパスタです。
クリーミーなので、カルボナーラのようにも一見見えますが、卵もグアンチャーレも使っていないため、少し軽めのです。クリーミーな気分だけど重たいのは食べたくない、という場合にはピッタリです。あまり日本ではお目にかかれないこのパスタ、こちらも本場ローマでぜひ試してもらいたい逸品です。
グリチャ (Gricia)
ペコリーノ ロマーノ、パルミジャーノ、黒胡椒、グアンチャーレのソースと絡めて食べるパスタです。
こちらもクリーミーなパスタで、カルボナーラのように似たようにみえますが、卵が入っていないため、少し白っぽいクリームです。こちらもイタリア家庭でもよく食べられる料理です。
リガトーニ・コン・ラ・パヤータ (Rigatoni con la pajata)
子牛の小腸をトマトで煮込んだソースでリガトーニのパスタに絡めて食べます。
昔の貧しい時代からある料理です、コクがあって美味しいです。
もし、内臓系に抵抗がなければぜひ食べてみてください。
ローマ風ニョッキ (Gnocchi alla romana)
一般的なニョッキはじゃがいもと小麦粉で作ることがほとんどですが、このローマ風ニョッキはじゃがいもからではなく、セモリナ粉から作っていることが特徴です。そしてチーズとバターと一緒にオーブンで焼き上げて食べます。他のニョッキとは異なり、ローマならではのニョッキなので、こちらもぜひローマで試していただきた逸品です。
お肉系
お肉料理はレストランではセコンド(Secondo)と言ってパスタなどのプリモの後に食べるのが一般的です。ローマのセコンドはほとんどがお肉料理で、海の幸は使われないのが一般的です。
セコンドを注文する際は、プリモ(パスタなど)を食べた後でまだ食べられるか判断、もしくは誰かシャアするなどするのが懸命です。プリモで結構お腹がみたされていることが多いので、優先順位、お腹の具合を考えて注文するのがおすすめです。
ローマ風トリッパ (Trippa alla Romana)
牛の胃袋(ハチノス)をトマトと煮込んだのがローマ風トリッパです。
日本のイタリアンレストランでも見かけることが多いので、食べたことがある人も多いのではないでしょうか。筆者の個人的な意見ですが、こちらも一皿丸々を一人で食べるのは少ししんどいかもしれません。誰かとシャアしながら食べることおすすめします。
サルティンボッカ (Saltimbocca)
引用元:negroni.com
サルティンボッカもローマの郷土料理の一つです。仔牛に生ハムとセージを重ね、バターで焼き上げる料理です。生ハムから出る塩分とセージの香り、バターがお肉に移りとても美味しい料理です。
ローマ風オッソ・ブーコ (Ossobuco alla Romana)
牛のすね肉(骨つき)を煮込んだ料理です。
グリーンピースと一緒に調理もしくは盛り付けられることが多く、こちらもやはりトマトソースと煮込まれる料理です。トマトの旨味が染み込んだ美味しいお肉料理の一つです。
肉団子のトマトソース煮 (Porpette al sugo)
家庭でもよく作られる料理の一つ、肉団子のトマトソース煮。
牛ミンチを丸めてトマトソースで食べるシンプルな料理で、日本人の口にもよく合います。
筆者宅でも頻繁に出てくる一品です。
子羊のスコッタディート (Abacchio alla Scottadito)
子羊をローズマリーなどで下味をつけ焼き上げた料理です。
Abacchio(アバッキオ)とはローマの方言で子羊のことを指します。(イタリア語ではAgniello(アニエッロ)
もう名前からしてもうローマ、という料理です。
羊の肉は少しクセがあるので苦手でなければ、ぜひ食べてみてください。
コーダ・アッラ・ヴァッチアーナ (Coda alla Vaccinara)
引用元:primo chef.it
牛テールをトマトで煮込んだローマ料理です。ほろほろに煮込んだテールは最高です。そのまま食べることもあれば、旨味の染み込んだこのトマトソースをパスタに絡めて食べるなどレストランによって提供方法が異なることもありますが、もし発見したらぜひ試してみてください。
豆と豚の皮の煮込み(Fagioli con le cotiche)
「豚の皮」と聞くと抵抗がある人もいるかもしれませんが、トマトと豆の旨味を十分に吸い込んでいるため、クセはあまりなく美味しくいただける一品です。こちらはパンと一緒にいただくのがイタリア流。お豆が入っているので、お腹も満たされ満足いく一品です。
鶏肉とパプリカのローマ風煮込み (Pollo con peperoni)
家庭でも作られるローマの料理です。鶏肉をパプリカとトマトと煮込む料理で、イタリアの8月の祝日フェラゴストでもよく食べられる料理の一つです。冷めても美味しいので夏の暑い日など活躍するレシピです。もし夏にローマに来られる場合は、ぜい食べてみてください。
(薄い)ピザ(ピッツァ)
「丸いピザはプリモにも、セコンドにも、ファーストフードにも属さない特別なものだ」というイタリア人旦那くんの名言を参考に別枠で紹介しています。
ピッツェリア(Pizzeria)と呼ばれる、ピザ屋さんで食べるピザは格別で、お店で食べるのもよし、家やホテルなど持ち帰りで食べるのもよし、昼でも夜でもピザはOK!という存在です。
ローマで食べられる丸いピザは薄っぺらい、パリッとしているのが特徴です。
もちもちした生地のはナポリピザと呼ばれ、また異なるピザです。
トッピングなどは豊富にありますが、マルゲリータピザが定番です。
他に、きのこのピザや野菜のみのピザなど好みに合わせてトライしてみてください。
またピザは基本的には2種類に分類され、
トマトソースベース(赤)バージョンとのとソースなしの(白)バージョンがあるのでメニューをしっかり確認しましょう。
注意:
ローマではピザは薄いものが一般的で、もちもちの生地(ナポリピザ)がどうしてもローマで食べたい場合は店員さんに対応可能か聞いてみるのもOKです。
ファースフード系
レストランでゆっくりとお食事も素敵ですが、学校や仕事の休憩時間などにも手軽に食べられ、お手頃なファーストフードもローマは大変充実しています。天気がよければ近くのベンチで食べるのもおすすめです。
ピッツザ・アル・ターリオ (Pizza al taglio)
ローマで名物なのはピッツザ・アル・ターリオ (Pizza al taglio) =カットピザです。
大きな鉄板で焼き上げられたピザを小分けで販売しています。
お店によって異なりますが、好きな分だけカットしてもらい重さで支払うお店と、すでに小さくカットを1枚ごとの単価で支払うお店とがあります。
すでにカットされている物だと1枚2~3ユーロほどで購入できお手頃です。(具材によって異なります)
小さいのでたくさんの種類を食べてみたい人には特におすすめです。
ピザ・コン・モルタデーラ (Pizza con mortadella)
引用元:roma today.it
ローマにはピザ屋さんのピザとパン屋さんのピザの2種類あります。
パン屋さんで購入できるオリーブオイルと塩の白っぽいピザにモルタデッラというハムのようなを挟んで食べるのがローマっ子の大好物です。パン屋さんでモルタデッラを販売しているところであれば、数枚挟んで渡してくれますが、販売されていない場合は別途スーパーやノルチネリア (norcineria)というハムなどを販売しているお店で購入する必要があります。
もしくは、スーパーマーケットに入っているパン屋さんでもこのピザを購入できる場合があるので、その場合は、合わせてモルタデッラも購入するのがベストです。
パニーノ・コン・ポルケッタ (Panino con Porchetta)
引用元:Trip advisor.it
ポルケッタとはハーブなどの香辛料を詰め込んで焼き上げるた豚肉のローストでです。
少し脂身もありますが、香ばしくとても美味しいです。ローマ市内でも食べられますが、ローマ郊外のアリッチャ(Ariccia)という町がポルケッタで有名です。郊外まで足を伸ばす時間がない場合は、ローマ市内で見つけたら購入してみてください。
こちらも、お肉だけなのでパン屋さんで(あれば)ロゼッタというパンを購入し、中に挟んで食べてください。このパンがなければ、上手く挟めそうなパンを購入してください。
スップリ (Supplì)
ライスコロッケとしても徐々に日本でも知られてきていますが、スップリはローマでは欠かせないものです。ただ、スップリはメインではなく、ピッツァのサイドディッシュとして食べることがほとんどです。もしスップリだけ食べたい!という場合は、1個だとすこないと思うので、数量を注意して注文してくださいね。
ピンサ (Pinsa)
引用元:cook around.com
ピンサというピッツァのような響きに似ていますが、実際にピッツァによく似ています。
その違いは、ピッツァは小麦粉で作るのに対して、ピンサは米粉と大豆粉からできているが特徴です。そのため、体にも優しくヘルシーで、消化もピザより早いのも人気の理由です。
もし、興味があればぜひトライしてみてくださいね!
ズッキーニの花のフライ (Fiori di zucca)
黄色のズッキーニの花の中に、モッツアレラチーズとアンチョビを入れて衣をつけてカラッと揚げたものです。ピザ屋さんやレストランの前菜として食べられることがほとんどです。
小さいものこれだけでお腹を満たせるものではなく、メインがテーブルに運ばれるまでのちょこっと摘んでおく、というような料理です。気になる方は1つ頼んでみてはいかがでしょうか。
野菜
イタリアでの野菜料理は前菜で食べる、もしくはセコンドの後に食べるのが一般的です。
日本ではあまり馴染みのない野菜だと思いますが、ぜひ色々とチャレンジしてみてくださいね!
ローマ風アンティーチョーク (Carciofi alla Romana)
引用元:corriere.it
アンティーチョークという野菜は日本で馴染みが薄いですが、ここイタリアではよく食べられる野菜の一つです。ローマ風のアンティーチョークは、ローマの野道に咲いているミントを使用して、ニンニクとオリーブオイルで調理したものです。ハーブ(ミント)とニンニクの香りが移ったオリーブオイルに柔らかくなるまで煮込まれたアンティーチョークは絶品です。
ユダヤ風のアンティーチョーク (Carciofi alla giudia)
ローマにもユダヤ人区域ゲットーがあり、今でもそのエリアではユダヤ料理が楽しめます。
ローマで購入できる食材をユダヤバージョンで食べれるのも楽しみの一つです。
このフライは家庭ではカリッと行かないため、お店で見つけたら筆者は迷わずに注文するぐらい美味しいです。
プンタレッレ (Puntarelle)
日本では未だみたことのない野菜かもしれませんが、チコリーの一種のカタローニャという野菜の新芽のことを、プンタレッラと呼びます。細くカットしてオリーブオイルとアンチョビとあえて食べるのが定番です。アンチョビが苦手な人はオリーブオイルとレモンと少し塩を入れて和えて食べても美味しいです。
デザート
食後のデザートはお楽しみの一つです。たくさん食べても別腹!
イタリアにはたくさんのデザート(ドルチェ)がありますが、ローマで味わうべきスイーツについて紹介します。
ティラミス (Tiramisù)
ティラミスは王道のイタリアのドルチェ。
ローマに関わらず食べてほしいスイーツですが、ローマでもポンピ (Pompi)などが有名なので、このリストにも載せておきます。本場のティラミスは絶対食べてほしい一品です。
本場のティラミスの作り方を知りた方は、いいやん!イタリアのYoutube↓↓
『イタリアのマンマと本場のティラミス作り(伝統のレシピ)!Cooking Tiramisù with Italian mamma/ イタリア生活』を見てね。
マリトッツォ (Maritozzo)
少し前に日本でも大人気になったマリトッツォはローマが発祥です。
マリトッツォはレストランで食べるものではなく、BARやお菓子屋さん(Pasticceria) で食べるのが一般的です。朝ご飯や、コーヒー休憩などのタイミングでぜひ食べてみてくださいね!
リコッタチーズとスミミザクラのクロスタータ (Crostata ricotta e visciole)
クロスタータはよくあるイタリアのケーキの一種ですが、その中でもリコッタチーズとスミミザクラを使ったクロスタータはローマのお菓子として有名です。筆者のイタリアのマンマもたま〜に作ってくれます。甘酸っぱいさくらんぼのようなスミミザクラのジャムとそれを和らげてくれるリコッタチーズは最高の組み合わせです。
チャンベリーネ・コン・イル・ヴィノ (Ciambelline romane al vino)
ローマの伝統がしであるチャンベリーネ。ワインを練り込んだ生地を焼いて砂糖を塗したお菓子は、一つ食べたらもう病みつき!イタリア移住当初はおいしさを十分に理解できなかったのですが、今では自ら買いに行くほどハマっています。パン屋さんなどで購入でき、お手頃です。自分で食べるもよし、お土産にするのにもおすすめです。
【夏】イタリア流かき氷 (Grattachecca)
引用元:roma today.it
夏にくるなら絶対おすすめのグラッタケッカ。かき氷のように砕いた氷にあま〜い蜜をかけて食べる夏の風物詩です。その上にフルーツのトッピングがされ、より爽やかでフレッシュな雰囲気を演出。
暑い日にぜひ食べたい一品です。
※トラステーベレ地区にグラッタケッカ屋さんが多くあります。筆者は未だローマで食べたことがないため、おすすめは控えさせていただきます!
【冬限定】ビニエ (Bignè)
サン ジュゼッペ(聖ヨセフ)のお祭りの3月19日に合わせ2月ごろから出回るドルチェの一つです。
シュークリームのようなお菓子ですが、オーブンで焼かれた皮のものと、フライされた皮のものがあります。フライのものがもともとですが、ヘルシー思考な人が増えたせいかオーブンで焼いたものも増えています。どちらも美味しいので、この時期にこられるならおすすです。
【冬限定】フラッペ (Frappè)
カーニバルの時期の2月〜3月に食べられるお菓子の一つです。
ここローマではこの時期になるとパン屋さんやスーパーなどで粉砂糖が塗された絵フラッペをよく見かけます。カリッと揚げられた生地に甘い砂糖。
とても素朴でどこか懐かしいお菓子です。この時期に来られる際はぜひお試しください。
ローマへ行きたくなったら!
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ローマの”食”を満喫しよう!
イタリアにはたくさんの美味しい料理がありますが、筆者のおすすめはその土地の名物を食べること。
海の近くでは海鮮、山岳部ではお肉やキノコ、またその土地で作られているチーズや生ハムなどできるだけ特産物を下調べして旅に出るとより美味しい旅ができるはずです。
食に最大限のパッションを持っている筆者も、どんどん新しい「おいしいもん」を求めてイタリアを楽しみ、共有できればと思います!
よいローマ観光を!
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