チャオ、ドラマ鑑賞が大好きな えりか です!
Netflix(ネットフリックス)オリジナルストーリーにイタリアの映画が追加されました。
まだ公開されていない予告を見た段階でとても興味をそそられるほど、気になる内容でした。
今回は、この「ローズ島共和国〜小さな島の大波乱〜」というイタリア映画についてご紹介します。
(できるだけストーリーに触れず紹介しているので、まだ見ていない方もぜひ読んでいただけます。
ただし、ゼロではないのでご了承ください)
どんな映画?
過去に実際あったイタリア付近での出来事をもとに作られた映画です。
1964年にイタリア人の技術者であるジョルジョ・ローザ(Giorgio Rosa)がエミリア・ロマーニャ州のリミ二という町から11キロメートルほど離れた沖合いに石油のプラットフォームを置き、
そこに一つの国家を築き、自分が理想とする国を作ろうと奮闘する内容の映画です。
かなり突拍子も無い発想を実際に行動に移し、自分の理想・目標に向かう姿勢、パワーには
勇気をもらえました。また「このままでいいのか?」と考えされられる内容の映画です。
見所ポイント!
実話が元になったストーリー
何と言っても本当にあった話をもとに作られたというのが大きなポイントです。
もちろん、映画作成にあたって脚色されているところがあるものの、
このまるで冗談のような「理想の国を作ろう」という奇想天外の考えを本当に実現させてしまうというなんとも驚きな行動力に感心せざるを得ません。
驚きの行動力と実現能力
費用をかけずにどうやって自分の理想の国家を形成するか。
優秀なエンジニアだったジョルジョ・ローザは考え、石油のプラットフォームに使う土台をベースに海にまず土地を設けることを思いつきます。でもどうやってそこまで運ぶ?船を出すとなると多額の費用がかかります。そこで、「浮かばせて運ぶ」という作戦に。
このように、この計画はエンジニアで頭の回転の早い彼だから成し得た偉業でもあります。
彼は目的のために、知恵を絞ってあらゆる方法を考え、そしてそれを行動に起こし理想を実現させていくということができる。
そんな彼の行動から感じることも少なく無いはずです。
普通とは何か?
奇才なジョルジョは普段から「普通」では考えられない行動を起こすことが多く、
周りの人間からも少し倦厭(けんえん)されているところがありました。
彼が思いつくことは一般的な考えからはかけ離れおり、受け入れられないことが多くありました。
付き合っていた彼女ともそれが原因で別れることになるのですが、
「普通」=「いい」なのか?
みんなと同じが果たしていいことなのか?
と考えさせられる点も見所の一つです。
自由とはなにか?
奇才な彼だけに普段の生活が窮屈に感じたのでしょう、「自分が自由でいられる場所」を求めて島の建設、国家の形成を計画していきます。自分の島なので、法律は自分が決める。そして公用語の設定やパスポート、切手の発行など独自で国家として定めるべきことを決めていきます。
しかし、自分が求めている「理想郷とは。。」という点に関しての疑問はぬぐえません。
もちろん「したいことができる」と言うことは「自由」と呼べますが、
一体したいことができることだけが自由なのか?
という哲学的な疑問のループに入ってしまいそうな部分も適されている映画だと思います。
多くをまとめることの大変さ
イタリア領海から外に作った島ですが、やはりイタリア政府からの反発は生じます。
法律上問題がないにしても、やはりこのような事態が”イタリア”で起きたとなると
国際社会、組織からの反応を恐れるイタリア政府の見解も理解できます。
「自由」を歌いながらも、個人の大きな自由より「大勢の小さな自由」を作る立場にイタリアの政府との小競り合いもコミカルに描いており楽しめました。
ジョルジョ・ローザと当時のローズ島の
引用元:Il secolo xix.it
アイデアに感化される!
個人的にはとても楽しめた映画でした。
最後は彼らのチャレンジがあっけなく終了してしますのですが、
この底抜けのパワーや、自分はどうしたいのかという信念の強さ、そしてそれを現実にするための行動力と知識。
私自身はごくごく普通の一般人で、特に「不自由」を感じて生きているわけではないけど
もっと、多くの可能性があるのではないか?っと少し考えさせれる映画でした。
なんでも、色々と考えて、工夫して、人生を歩んで生きたいと感じました。
ぜひ、ネットフリッックス(Netflix)にて視聴が可能な方は、
一度見てみてください。
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