【イタリア映画】実話!「ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~ 」(Lo spietato) ってどう?「Netflix」

イタリア映画 ザ・ルールレス とあるマフィアの転落人生 レビュー 映画・ドラマ

※この記事にはプロモーションが含まれています。

イタリアといえば、思い浮かぶもののひとつ、「マフィア」の存在。

そんなイタリア文化と切り離せない「マフィア」を題材にした映画、「ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~ (伊:Lo spietato)」について紹介します。(2019年公開)

1980年代のただの不良少年が、だんだんと裏社会で活躍しのし上がっていくという
実際にあったストーリを元に作られた映画です。


できるだけストーリー、内容に触れず記載していますが、多少のネタバレがあるのでご注意ください。


この記事はこんな人におすすめです
  • イタリアの映画が好きな人、興味のある人
  • 「マフィア」系に興味がある人
  • Netflixで見るもが決まらない人


どんな映画?

実は、「マフィア」というワードが映画に入ってはいるものの、「マフィア」色のあまり強くない映画です。

もちろんマフィアについては触れいているのですが、このストーリーは主人公がどのようにこの「マフィア」の世界に入っていき、どのような人生を送っていくのか。。。。というところに焦点が置かれています。

「因果応報」と感じる部分もありますが、はやり生まれた家庭環境や、親の教育は本当に大変だと感じる内容でした。

豆知識!マフィアといっても色々と名前があるよ!


今回の映画ではカラブリア州のマフィアの話です。

「マフィア」というのは一般的な組織の総称ですが、シチリアのマフィアを指すことがほとんどです。

カラブリアのマフィアは、「ンドランゲタ (N’rangheta)と呼ばれます。
ちなみに、シチリアのマフィアは「コーサノストラ( Cosa nostra)」と呼ばれます。
あと、ナポリのマフィアは「カモッラ(Camorra)」といいます。


地域によってあらゆる組織が点在しており、それぞれ名前があります。
上記でご紹介した組織以外にも色々ありますが、今回はこれぐらいにしておきますね。

日本で言う、ヤクザが総称で、〇〇組があるようなイメージです。


この映画の「冷酷」ポイント

イタリア映画 ザ・ルールレス とあるマフィアの転落人生 レビュー

ネタバレポイントにはできるだけ触れず、この映画「ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~」 (伊:Lo spietato)の「冷酷ポイント」についてご紹介します。

イタリア語でのタイトルは「Lo spietato」と言うのですが、日本語に訳すと「冷酷」という意味です。

そんなタイトルに因んだ、この映画で感じる「冷酷」さについてご紹介していきます。

親が「冷酷」

主人公の「転落人生」が始まったのも「親」にありました。
大晦日に家で一緒にお祝いをするという約束を守らなかった子供に腹を立てた父親が、その時外出中に、無実にもかかわらず泥棒と間違えられ警察に捕まった際に「身元引き受け」を拒否し、少年院へ入れられることからこの主人公の人生は大きく変わります。

その少年院中で彼は大きく変わり、「悪いやつ」にどんどんなっていくのです。。

約束を守らなかった彼、それが許せず息子を無実にも関わらず刑務所へ放り込む父。

「父が冷酷ではない」とは到底否定できません。

「冷酷」が冷酷を呼ぶ

無理矢理「冷酷」をつかって文章を作成している感が満載ですが、
要するに「類は友を呼ぶ」ということです。

悪いことをしていれば、悪い連中が集まる。
そしてさらに悪いことを実行する。

そんな状況がこの映画では多くの場面で感じられました。

認められたくてより「冷酷」に向かう人間

人は誰でも認められたくて一生懸命に生きています。
ただ、「誰に認められたいか」というのも重要なポイントですね。

彼はただの「不良」から「マフィア」に認められたくて、大きな事件を成し遂げます。
そしてもちろん、辿り着いた先は、「マフィア」の世界。
ドラッグや殺人などに手を染めていきます。

なんだかいい方に進めば、これだけの行動力があるのに。。。と残念な気持ちになりました。

大切なものに気がつかない「冷酷」な生活

主人公には愛する妻と2人の子供に恵まれました。
妻はよくできた女性で、彼の仕事も理解しつつ裏で彼を一生懸命支えようとします。
しかし、そんな彼女も主人公は煩わしく感じ、魅力たっぷりの新しい若い女性へと心を奪われてしまいます。しかし、この愛人は彼の本性を知らずに付き合っていたため、事実を知ると彼をさります。

その後、妻は彼を変わらず支え、家族を守っていくのですが、最終的にはその幸せも手放す状況になります。(これはネタバレになるので、できるだけ内容を省きます。)

「冷酷さ」は本当に大切なものまで見えなくなり、そして挙句の果てに遠のけてしまいます。

どこかで歯止めを効かせたり、ラインを引いて「ここまで」としておけば全て失わずに済んだかもしれない。『調子に乗るとろくなことがない』ということを痛感します。

「冷酷」な悪友も友だち?

少年院で出会った友達と、多くの犯罪に手を染め、「悪」としてどんどん一緒に成長していきます。
商品の麻薬に手を出してしまった親友の一人を殺めることになります。

仲間を裏切って薬に手を出した親友と、それを戒めるため殺害する主人公。

「裏社会」で生きて言うことって、そういうことなんだと言わずにはいられません。




軽く見ることのできる映画です


111分の映画で、マフィアの話ではありますが比較的軽いタッチで描かれている映画です。
そのため、重たーい雰囲気ではなく、すんなり見ていけます。

深みを求める人にはあまりお勧めではありませんが、イタリアに興味のある人は
さらって見てみてもいい映画だと思います。



ぜひ、ご興味があればご覧ください!




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