こんにちわ、えりか です。
2022年、ようやくコロナウィルスに対する対策も徐々に緩和され、「よし、今年こそは!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
筆者は、切実に思っています。
さて、そこで、「2022年の4月5月頃、GWあたりにイタリアへ行けたらな〜」っと思っている方に向けて、現状のイタリアの状況と、イタリアへの入国に必要なもの、イタリアから日本へ帰国する際に必要なものをまとめてみました。
ただし!
こちらは4月上旬の情報です。
日々、コロナウィルスに関わる法律はコロコロと変わるため、
下記を参考にしつつ、ご自身で最新の情報を入手するようにしてください!
大きく内容が変わった際など、
筆者の方でもできるだけ更新しますが、ご自身にあったタイミングで調べてください(必須)!
十分に注意して情報を記載していますが、誤っている・最新ではない場合もありますので、
各自で必要な機関に必ず確認して準備に取り組んでください。
イタリア入国に必要なもの
まずは、日本からイタリアに入国する際に必要な書類をまずご紹介します。
3月1日以降にイタリアに入国する場合に必要だと定められている書類は下記の通りです。
イタリア入国時に必要な書類
- EU digital Passenger Locator Form (dPLF)
- COVID-19グリーン証明書
※イタリアでは「Immuni (イッム)」というコロナウィスル接触追跡アプリのダウンロードを推奨しています。
事前に確認されたい方は下記がURLです。
1)EU digital Passenger Locator Form (dPLF)
EUが定める書類フォームの申請が必要です。
必要事項を記入し、オンライン上で申請し、無事完了すると登録されたメールアドレスにメールが届きます。そこでQRコードが届くため、そのページを印刷もしくはスマートフォンなどのデジタル上ですぐにいつでも提出できるように用意し、イタリアへ行く際に必ず持参しましょう。
ちなみにイタリアの他に、フランス、マルタ、スロベニアが該当国のようです。
2)COVID-19グリーン証明書
COVID-19グリーン証明書とは、下記の書類の「ワクチン摂取証明書」「治癒証明書」「陰性証明」のうち、どれか一つかの証明書が必要です。
もし下記のいずれかを準備できない場合は、イタリア入国後5日間の自己隔離が必要となります。
ワクチン接種証明
欧州医薬品庁(EMA)が認めた新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製、モデルナ製、アストラゼネカ製、ジョンソン・エンド・ジョンソン製、ノババックス製)の初回接種サイクル完了(2回接種が必要なものは2回接種完了)し、接種完了から9か月以内であることを証明するもの
※ただし、イタリア国内での各種活動に際して提示が必要なワクチン接種証明書は、接種完了から6か月以内のものとされている。上記接種に加え、EMAが認めたワクチンでブースター接種を受けたことを証明するものでも可(現在のところ有効性の期限なし)。
外務省海外安全ホームページより引用
治癒証明
6か月以内に保健当局から発行され、新型コロナウイルス感染症から回復したことを証明するもの。
外務省海外安全ホームページより引用
陰性証明
入国前72時間以内に実施したPCR検査又は入国前48時間以内に実施した抗原検査で陰性であったことを証明するもの。
外務省海外安全ホームページより引用
注意!海外用の証明書が必要
上記で証明書と明記されていますが、日本からイタリアに来る場合は、各自治体にて発行「海外用」の証明書を持参する必要があります。日本国内容と異なり、パスポート番号などの記載や英語での記述があるのが特徴です。
申請に必要な書類申請書
- 申請書:各市町村にて準備されています。
- 有効なパスポート
- 接種券番号がわかるもの
(接種券のうち「予診のみ」部分、接種券番号の記載のある接種済証など)
◆詳細は、下記のサイトをご覧ください。
マイナンバーカードを持っている場合
マイナンバーカードを持っている場合は、アプリにて電子版コロナ証明書をダウンロードすることができます。
マイナンバーカードがない場合は、電子証明書は入手ができないそうなので、イタリアや海外に行く予定の方は、早めにマイナンバーカードを用意しておくことをお勧めします。
ここイタリアでは、
現状紙に印刷されたQRコードでもデジタル上のQRコードでもどちらでも有効です!
◆電子版証明書を作る場合は、デジタル庁の下記のページをご覧ください。
乗り継ぎの場合は
乗り継ぎの場合は、どこで乗り継ぎするかにより対応が変わります。
利用する航空会社から出されている情報をしっかり確認して対応するようにしましょう!
イタリア滞在中
イタリア滞在中に関しては、もちろんイタリアの規則に従った行動が義務付けられます。
まず、イタリアにはコロナウィルスの陰性証明、ワクチン摂取証明に関して日本とは異なった総称があるので、知っておきましょう!
イタリアでのワクチン摂取証明・陰性証明の種類
- スーパーグリーンパス
◇ワクチンを3回以上摂取した人が取得する摂取証明証(無期限)
◇ワクチン2回目摂取から6ヶ月以内の摂取証明書
(基本的には上記に当てはまる場合のみ、証明書は「スーパーグリーンパス」として利用が可能です。) - 基本グリーンパス
スーパーグリーンパスを持っていない場合に、PCR検査等で「陰性」が証明された場合に渡される48時間のみ有効な陰性証明のことです。
持っている証明書の種類によって、行動可能範囲が異なるため十分に注意が必要です。
基本的に、3回以上のワクチン摂取が済んでいる場合は、特に制限はないという認識でOKですが、
それを証明する書類を常備し、提示を求められた場合すぐに用意ができるようにしましょう。
証明ができない場合、罰金などのペナルティーが課されるので、ここだけはご留意を。
マスク着用が必須な場所
※4月1日から4月30日まで、以下のケースではFFP2マスク着用が義務付けれています。
下記にて色々と、難しいことを書いていますが、ざっくり言うと「外は着用義務はありませんが、屋内は着用義務があります!」ということです。
ただし、細かく色々と決まっていますので、よくわからなければ周りの人の様子をみたり、聞いてみるなどして、リスクを避けることも重要です。
マスクはイタリア国内で薬局などで購入可能ですが、少しは日本でFFP2のマスクを持参するほうがいいと思います!
交通機関
・旅客輸送の商用航空機
・州間の船舶、フェリー
・州間の列車(インテルレジョナーレ)、インテルシティー、夜行インテルシティー、高速鉄道
・複数の州を結ぶ行程を継続的又は定期的に運航する旅客輸送バス
・運転手付きのレンタルバス
・地域又は州の公共交通機関
・小学校、中学校、高校の生徒専用の交通機関
・閉め切って運行されるケーブルカー、ロープウェー、リフト(スキー場含む)
・劇場、コンサートホール、映画館、娯楽施設、ライブホールや同様の場所の屋内又は屋外で一般公開される催し。スポーツイベント・競技含む。
室内
屋内の場所(私的住居を除く)ではマスク着用が義務付されています。
(同居人ではない者との適度な距離が継続的に保たれる場合は、着用は義務付けられていません)
ダンスホールなど
屋内のダンスホール、ディスコ、同様の場所では、踊る時を例外として、マスク着用が義務付けられる。
マスク着用適用外の場合
・6才以下の子供
・マスクの着用に適さない疾患や障害を持つ者。
・障害者と意思疎通をする上でマスクの着用が不適当な者。
・スポーツ中の人
基本グリーンパスで利用できる場所
上記の「マスク着用義務」に加え、「基本グリーンパス」が必要な場所は下記となります。
・契約に基づいた食堂及びケータリングサービス
・屋内のカウンター、テーブルでの飲食サービス
(ホテルや同様の宿泊施設内の宿泊客に限定された飲食サービスを除く)
・屋外で行われる、一般公開される公演やイベント、スポーツ競技への参加
・対人サービス、公共機関、郵便・銀行・金融サービス、商業活動へアクセス
・旅客輸送の商用航空機
・州間の船舶、フェリー
・州間の列車(インテルレジョナーレ)、インテルシティー、夜行インテルシティー、高速鉄道
・複数の州を結ぶ行程を継続的又は定期的に運航する旅客輸送バス
・運転手付きのレンタルバス
・国内の公共・民間部門の労働者に関しては、国内の職場へのアクセスには基本グリーンパスを所持し、提示しなければならない。
スーパーグリーンパスで必要な場所
「スーパーグリーンパス」があれば、行動できる場所は上記の「基本グリーンパス」が必要な場所に加え、下記の利用も可能です。
いわば、ほぼコロナウィルス勃発する以前のように、「普通」に行動ができます。
・プール、スイミングセンター、ジム、団体スポーツ・接触を伴うスポーツ、
健康センター(宿泊施設内のものを含む)で、屋内で行われる活動。更衣室やシャワー室含む。
※未成年や介護が必要な者の付添人は例外。
・大規模会議
・文化・社会・レクリエーションセンターの屋内の活動
・市民婚及び宗教婚の後などに行われるパーティーや、屋内で行われる類似のイベント
・ゲームセンター、ギャンブル場、ビンゴホール及びカジノの活動
・ダンスホール、ディスコ、同様の施設の活動
・屋内で行われる、一般公開される公演やイベント、スポーツ競技への参加
・介護施設、社会医療施設、ホスピス等の訪問者、及び病院施設の入院病棟への訪問者は、スーパーグリーンパス所持者(ブースター接種を受けた者、及び、スーパーグリーンパスと48時間以内の陰性証明(迅速抗原検査又は分子検査(当館注:PCR検査))の両方を所持する者)に限られる。(12月31日まで)
上記の情報は下記の日本大使館からの情報を参考に記載してます。
各自でもしっかりと目を通し、楽しい旅にしてください!
言葉が話せない!何か聞かれてもわからないから怖い!という方には、ポケトークなどを準備しておくと少しは安心です!もしくは、翻訳アプリなどを事前にダウンロードしておくのも一つです!
何か聞かれた時にパニックにならないように、こういうものを事前に準備しておくといいですよ!
アプリなどを使用する際やインターネットで検索する際に便利な、海外用のポケットWiFiを日本から持っていくと、現地でSIMを買う手間が省けたり、Wifiスポットを探さずに済むので便利です!
↓↓
イタリアから日本へ帰国時に必要なもの
日本に到着してホッと一息と行きたい所ですが、日本へ帰国する際も必要書類などの提出があるため、まだまだ普段通りというわけにはいきません。
日本へ入国する際も、下記のものが必要となりますので事前にしっかり確認し用意しましょう!
日本帰国時に必要な書類
- 新型コロナウイルスPCR検査の陰性証明書
- 誓約書
- 入国者健康居所確認アプリ(MySOS)及び接触確認アプリ(COCOA)
- 質問票
- ワクチン摂取証明書の写し
1.新型コロナウイルスPCR検査の陰性証明書
イタリア出国72時間前以内に発行されたコロナウィルス陰性証明が必要です。
日本の厚生労働省が発行しているイタリア語でのフォーマットがありますので、そこに検査してもらった検査機関に、検査後に記入してもらう必要があります。
大使館の情報によると、イタリアのサイトからPCR検査を受けられる場所を探し、直接そこに日本が指定したフォーマットに記入してもらえるか確認する必要があります。
事前に確認しておくと安心です。
また、検査方法など日本で有効とみなされる条件も細かく記載されているので、下記のリンクより、各自で十分に確認し、条件のあった場所で検査を受けるようにしましょう。
◆陰性証明書について
◆陰性証明書フォーマット(イタリア語)
◆ラツィオ州のPRC検査機関の確認
◆ラツィオ州以外のPRC検査機関の確認
↑で調べにくい場合は、「ititalia TAMPONI TEST MOLECOLARE 〇〇」
(〇〇には調べたいイタリアの州名をイタリア語で入れて検索して調べてみてください。)
フォーマットに記載してもらえない場合・・・
厚生労働省の指定フォーマットに記入してもらえない場合、「妨げられることはない」ようですが、その場合、持参する別の陰性証明に「検査証明書へ記載すべき内容」が全て記載されている場合にのみ有効となります。
詳細は、下記のリンクよりご確認ください。
◆陰性証明について
筆者個人の意見ですが、可能な限り、指定フォームに記入してもらうほうが安全そうです。
2.誓約書
待機期間中における公共交通機関を使用しないことや、自宅等での待機することについてなどを約束するという「誓約書」を提出する必要があります。
「誓約書」の提出を拒否する場合は、検疫所が確保する宿泊施設等で待機する必要があります。
また誓約に違反した場合は、検疫法に基づいた措置の対象となり得るなどの罰則を課されます。
しっかりと、決まりを守り収束に向けて一人一人が協力しましょう!
◆誓約書についての詳細を確認しておいてください。
3.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)及び接触確認アプリ(COCOA)
誓約書の内容をしっかりと遵守しているかなどを確認するために、この「MySOS」と「COCOA」の二つのアプリをスマートフォンにインストールして必要事項を登録しておく必要があります。
日本へ入国する際に必要となるもののため、日本入国前には、インストールまで完了させておきましょう。
4.質問表
日本帰国後の健康観察をするために、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を記載した「質問表」を提出します。
1.紙に印刷して提出する場合:
事前にWEB上で質問に答えた際に出てくる、QRコードを紙に印刷して持参する流れになります。
2.デジタル対応する場合:
ちなみに、「ファストトラック」という、入国前にWEB上にて、質問票・誓約書の記入・検査証明書やワクチン接種証明書(任意)を登録しておく方法もあります。
上記3でインストールする「MySOS」から登録ができるようなので、下記のリンクから詳細を確認しておくと、当日大変便利です。
どちらの場合でも、しっかり内容を確認して対応しておきましょう。
◆質問表について
5.ワクチン摂取証明書の写し
ワクチン摂取証明書の写しは、隔離期間の有無などに関わります。
ここではブースタ摂取、いわゆるコロナワクチンを3回摂取したかどうかがポイントです。
あと、イタリアが日本の政府に定められた「指定国・指定地域」かどうかにより対応が異なります。
現状イタリアは「指定国・指定地域」に該当していないので、「指定国・指定地域」以外 の内容に沿った対応が必要です。
ワクチン摂取証明書の写しとは
こちら、イタリア入国時で必要書類の一部である、「COVID-19グリーン証明書」の見出しで書かれている「ワクチン摂取証明」のコピーとなります。
こちらも、有効書類とされるには、いくつかの条件があるので、ご自身でしっかり内容を確認し不安な場合は、事前に問い合わせするなど対応しておくと安心です。
そして、有効なワクチン摂取証明と、陰性証明の提出ができる場合、隔離期間に関しては下記のようになります。(2022年3月3日以降)
↓↓↓
ブースター未摂取の場合
自宅等待機が求められますが、入国後3日目以降に自主検査を受け、陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に連絡し確認が完了したら、その後の自宅等待機の継続は不要になります。
ブースター摂取済みの場合
有効なワクチン接種証明書の提示が入国時に必要ですが、入国後の自宅等待機は求められません。
こちら、少しややこしいので下記の在イタリア日本大使館のHPの内容を貼っておきます。
ご自身でご確認ください。
引用元:在イタリア日本大使館HP
以上となります!
ややこしく感じますが、なんとかクリアできるかな?という範囲のような気がしています。
十分に注意して情報を記載していますが、誤っている・最新ではない場合もありますので、
各自で必要な機関に必ず確認して準備に取り組んでください。
入念に事前チェックをしておこう!
まだまだ、コロナ前のように「気軽に旅行」が難しいですが、少しずつ多くの国で旅行が楽しめるようになってきています。
イタリアにもちらほらと環境客が戻ってきています。
しかし、イタリアのコロナウィルスにおいての決まりは、コロコロと変わります。
しっかりと、出発直前まで最新の情報を取得し、出発してからトラブルにならないように注意しましょう。
わからないことがあれば、該当の機関にしっかり確認をとり万全の準備をしておくことをお勧めします。
みなさんが、安全で、素敵なイタリア旅行、海外旅行ができますように!
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