イタリアでは季節ごとに店頭に並ぶ野菜が変わり、旬を楽しむのが一般的です。
いくつか日本ではあまり知られていない野菜があるのですが、
その中でも「フリッジテーリ(Friggitelli)」という野菜ご紹介します!
豆知識:フリッジテーリ(Friggitelli)とは複数形の単語です。
単数ではフリッジテーロ(Friggitello)と言いますが、
日常では複数形にて表現されることが多いです。
私は、この野菜が大好きで週一のペースで摂取しているほどです。
家庭の料理に使用されることがほとんどで、
レストランなどで提供されていることはほとんどありません。
もし、イタリアやどこかで見つけた際はぜひ試して見てください!
フリッジテーリってどんな野菜?
日本語で何ていうの?
フリッジテーリ、少し覚えにくい名前ですが日本語では「スイートペッパー」と呼ばれています。
場合によっては、ペペロンチーノや万願寺とうがらしという表現をされていることもありますが、
この表現はあまりピンきません。
“ペペロンチーノ”は”唐辛子”という意味だし、
“万願寺とうがらし”は確かに例えるのであれば一番近い存在の様な気がしますが
万願寺とうがらしはたまに激辛な時があります。
どんな味??
このフリッジテーリは全く辛くありません。
「ピーマンとパプリカの間の子」 という表現で掴んでいただけますでしょうか?
ピーマンの様な苦味が少しあり、パプリカの甘みも兼ね備えている。
そんな日本人の私にもすぐに親しみを与えてくれたありがたい野菜です。
主な栄養素は?
フリッジテーリはビタミンとミネラルが豊富です。
中でもビタミンCが豊富で、夏に不足しがちな栄養素を補ってくれます。。
抗酸化物質も含まれており、細胞の老化を防ぐ物質が含まれています。
アンチエイジング効果も期待ができますね!
若干感じるフリッジテーリの苦味成分は、毒の分解する役割をしており肝機能の向上にも活躍してくれています。より栄養素を体内に用いるような胃液を生産しより健康な体づくりを手伝ってくれます。
家庭のレシピを大公開!基本的な調理方法
フリッジテーリのいいところは調理がかなり楽なことです。
かなり簡単におかずの一品になってくれる主婦の味方です。
実際に作った時の写真にてご紹介します。
こんな子です
手のひらに載るほどの小さな子です。
赤色はあまり見ないのですが、たまに売られているのであれば購入します。
赤色の方がより甘いと言われています。

材料
・フリッジテーリ
・オリーブオイル
・塩
・水(必要時)
調理 (準備:3分、調理:40分ほど)
①よく水で洗ったら、軽く水を切りフライパンに並べていきます。


②オリーブオイルを投入します。
オイルはたっぷりと入れるのがポイントです。
(炒めるのではなく、揚げ焼きのレベル)

③弱火で加熱、調理していきます。
蓋をし、野菜の水分が全部飛んでいかない様にしておきます。

④フリッジテーリの位置を変え、満遍なく火が通る様にします。

注意!
油がはねたり、フリッジテーリが小爆発を起こすことがあるので、くれぐれもご注意ください。
④下記のようになったら、お好みによりますが塩を4つまみほど入れます。
全体を混ぜて味をなじませたら、完成です!
(油なので、味見の際火傷に気をつけてください)

<ポイント!>
・クタクタになるまで火を通す
・万が一水気がなくなってきたら、水を入れる

汚い画像で申し訳ないですが、食べる際は、ヘタの部分と中の種は残しておきます。
※全部食べる人もいるので、お好みで。

この最後に残ったオイルをパンにつけて食べてもとても美味しいです!
パプリカを代用しても美味しいと思います。
いかがだったでしょうか?
イタリア野菜のフリッジテーリ。
日本のスーパーや八百屋さんに並ぶことはかなり少ないので見ることもあまりないと思いますが、
もし見つけてらぜひ、挑戦して見てください。
ちなみに、パプリカや万願寺とうがらし(辛いのに当たるリスクはありますが)でも美味しくできると思いますので、ぜひお試しください。
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