ローマに来たらぜひ郊外にも足を伸ばして見て欲しい、そんな町って本当にたくさんあります。
今回は、筆者が住んでいる地域のある小さな町、「アルバーノ・ラツィアーレ市(Albano Laziale)」についてご紹介します。
あまり観光地化が進んでいないのですが、
すてきな縁があり町の人と協力してこの町をもっと生かしていこう!という取り組みに参加してる
今日この頃を過ごしている筆者です。
今後ちょこちょこと、この町の魅力をご紹介していければと思っていますので、
少しでも「行って見たいな。」と感じてもらえるように頑張ります!^^
アルバーノ・ラツィアーレとは?
アルバーノ・ラツィアーレ(Albano Laziale)市は、ローマから約25キ㎞ほど離れたところにある小さな町です。
カステッリ・ロマーニ (Castelli Romani)というローマ郊外の地域にある町の一つです。
あまり日本では知られていませんが、歴史がとても古く、このカステッリ・ローマニの地域で最も重要な市の一つです。
あまり観光地化が進んでおらず、「イタリア人の生活」を感じられるのも魅力の一つです。
町の紋章
とても可愛いのがこの町の紋章。
子沢山のブタさんです。雌豚と子豚がいるのは、農業が盛んなこの地が子をたくさん産むブタのように、豊作への願いも込められています。
また町のシンボルカラーは赤と黄色です。
なんだかかわいいですよね!^^
アルバーノのいいところ
アルバーノ・ラツィアーレ市には、ローマのようなダイナミックな見どころはないのですが、
至る所に遺跡があり、またその中で普通に生活を送る人々を垣間見れるそんな素敵な町です。
下記にて、この町の「すてきなポイント」をご紹介します。
ものすごい歴史が古いところ
この町の起源は紀元前1000年にも遡ると言われています。
そしてラテン人の都市国家の主要都市であった「アルバ・ロンガ」が設立された場所でもあります。
またアッピア街道に沿った便利さ、そして自然の豊かさからドミティアヌス皇帝などに、重宝された場所でもありました。
ローマ帝国崩壊時には、ゴート族など、多くの部族に支配されたという歴史もあります。
10世紀にはサッヴェッリ家が引き継ぎ、4世紀間に渡り、アルバーノ・ラツィアーレに歴史を刻みました。今の町の原型になったのは16世紀〜17世紀ごろです。
今の「アルバーノ・ラツィアーレ市」となったのは、1780年のことです。
アッピア街道の新ルートの開通に伴い、周辺にあったこの町はどんどん発展していきました。
そして、ローマ貴族の夏のリゾート地として愛されていました。
と、この先どんどん歴史が近代史になっていくので、こちらでストップすることにします。
このアルバーノを歩いてみると、至る所に昔の門に出会ったり、跡地があったりと
多くの歴史の名残を感じることができます。
歴史好きの人には大変おすすめな町です。
町には、歴史の深さを感じる、スポットも多数あるのでまたご紹介します。
自然が豊か
アルバーノは郊外にあるため自然も多めです。
夏場は特に、ローマ中心地に比べて2-3度ほどは涼しいので、大変おすすめです。
中でも「アルバーノ湖」は欠かせません。
アルバーノ湖はアルバーノ市とお隣の町、カステル・ガンドルフォ(Castel Gandolfo)という町にまたがっており、どちらの町からも見ることができます。
お散歩はもちろん、夏は屋台が並んだりと国内外からのお客さんでも賑わいます。
カステル・ガンドルフォ(Castel Gandolfo)側となりますが。。
アルバーノ市からは高台から見下ろすことができます。
アルバーノ湖については、こちらの記事をご参照ください。
おすすめグルメ
アルバーノ市では、ローマ市内に比べてコスパがいいのでが特徴です。
あまり観光地化されていないので、美味しい料理を、お手頃に楽しむことができます。
また地元の人が通うお店になるため、食べ物にうるさい地元民を納得させるため、
質にもこだわっていたりと、だいたいどこでも安心して満足のいく食事をすることができます。
ブロッコリーが有名
少し推しが弱めな感じもするのですが、「ブロッコリー」がここアルバーノ市の名物です。
(なんだか、ほっこりする名産品。笑)
日本にある、ブロッコリーとは少し異なり、「ブロッコリー・カポチャーノ(broccolo capoccione)」という品種の栽培が盛んです。
食感は少しカリフラワーに似ているのですが、シンプルに茹でてペペロンチーノとニンニクで炒めるなど、家庭でも大変重宝されている野菜です。
一時は、ブロッコリー祭りなど開催されていたようです。(復活を願います。。)
引用元:parchi Lazio.it
商店がいっぱい
ローマに比べるとお店の量はとうていかなませんが、いまだに小さい商店も多くとても懐かしいお店がたくさんあります。古い建物と歴史を感じるお店を覗いてみるのも楽しみの一つです。
また、小さい町ですが意外にも大体のものが揃います。
そして、100年以上営業しているパン屋さんや、バールなどもあり、
新しいお店だけではなく、地元民に長く愛されるお店は見どころです。
アクセス
ローマからは電車1本で行くことのできる大変便利な場所です。
ローマテルミニ(Roma Termini)駅からアルバーノ・ラツィアーレ(Albano Laziale)行きの
電車にて約1時間です。(終点です)
費用:2.10ユーロ
ローマから日帰り、電車1本で行くことのできる他の町は、下記のリンクからもご覧いただけます!
人々が暮らす様子を垣間見よう!
いかがだったでしょうか?
このページではかなりざっとしたご紹介になりましたが、今後少しずつ詰めて
色々とご紹介ができればと思っています。
この町は、地元の人が多く暮らす町です。
町々で異なる風習などもあるので、少し勇気と元気?を出してこんな郊外にも足を運んでいただけると嬉しい限りです。(郊外に暮らす筆者は郊外推し。。笑)
では、みなさん素敵な一日をお過ごしください!
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