こんにちは〜ファッション大国イタリアに移住した えりか です。
イタリアはご存知の通り多くのハイブランドの発祥地でもあるため、日本で購入するより少し安価で手に入る、または日本で手に入らない限定品がある、など多くのファッションファンを魅了する国のひとつです。
そこで、わざわざ海を跨いではるばる遠くの国まで赴かなくても、近所に住んでいる人から買い付けて送ってもらう、というサービスが増えてきます。
その一つがBUYMAです。
今回は、筆者がイタリアにて「実際に買い付けのお仕事をした結果、もうしない!という結論に至った4つの理由」をご紹介したいと思います。
※あくまでも個人的な意見ですので、ご参考までに留めておいてください!
BUYMAの買い付けをしない理由
買い付けの仕事をしたい!と思えない理由はいくつかあります。
実体験に基づき、腑に落ちなかった点・継続したいと思わなかった理由について正直にご紹介します。
(あくまでも筆者の意見ですので、ご参考までに!)
1.手間がかかる
一言でこの仕事を表現すると、購入して送るだけ、です。
しかし、この作業をするにあたって、手間がかかるということは否めません。
梱包・発送に手間がかかる
イタリアでは、郵便局員の対応は統一されていないことが多々あります。
前回は何も言われなかったのに、次行った時には指摘をされる、などということは日常茶飯事。
・段ボール自体を、紙で包まないといけない
・紙で包んだ後、ガムテープを荷物全体にぐるぐる巻きに覆わないといけない。
そして、郵便局員の人によっては国際小包の対応に不慣れな人もおり、なぜかこちらが説明しながら処理をしてもらう、ということもありました。
コロナの影響で、郵便局にも「予約」制度が導入されスムーズにはなりましたが、
以前は2時間ほど並ぶこともありました。
と言うように、イタリアでの国際郵便は大変時間と労力が必要なのです。
購入に手間がかかる
品切れなどで商品がすぐ見つからない場合は、他のサイトやお店に問い合わせする必要が出てきます。
問い合わせ1回につき100円ほど、支払ってもらえますが日本のようにお客様第一ではない国に問い合わせする場合、スムーズに行かない場合もあります。
またセキュリティーの関係で、支払元と発送先の名前が一致していないことを理由に発送されなかったパターンもありました。
これもまた、いちいち弁解する必要が出てきて、手間です。
2. 個人情報が漏れる
郵便物を発送する際に、送り主として自分の住所を書く必要があります。
実際に利益を多く出している売主の個人情報は守られているにもかかわらず、発送元の個人情報は丸見えです。多くの利益を得ているのであれば多少の犠牲もしょうがないと、諦めもつくかもしれませんが、なかなか消化しきれないレベルだと感じます。
また、この仕事を始める際には、売主さんに身元を証明する必要があります。
筆者の場合、パスポート情報を交換しましたが、これも一つ間違えれば危ないですよね。
売主さんが直接支払いできない場合、事前に筆者に入金して、それをもとに商品を購入するため、売主さんも身元を証明できない人に託せない、という現実。(理解)
3. 税関などに商売していると思われる
何度も回数を重ねていくうちに、税関などから「商売をしているのではないか」と思われるリスクがあります。元々Partita Iva(イタリア商業税番号=事業していますよ〜という届け)に加入している人であればリスクは少ないのかもしれませんが、ごくごく一般人がひたすら日本へ高級な品を送っているとなると怪しまれても仕方がありません。
「商売をしているのに、届けを出していない」または「税金を納めていない」など思われる可能性も決して否定できません。
このリスクを緩和すべく、義ママの名前を借りたりしましたが、冷静に考えると「そこまでしてするべき仕事なのか?」という疑問が頭から離れることはありませんでした。
4. 安すぎる
このようなリスクや手間があるにもかかわず、大体提示される費用は下記です。
皆さん、足並みを揃えたように同じ価格ばかり。
実店舗仕入れ 5000円/1件
オンライン仕入れ 3500円/1件
在庫確認 100円/1件
その他、梱包費用などは実費にてお支払いします。
筆者の場合、全てオンラインで購入したものばかりでした。
そのため、3500円が1回の収入となります。
難しい仕事ではないので、どうとるかの問題ですが、リスクを考えるとあまりにも安い、というのが筆者の結論です。
リスクと利益
過去に輸出入に従事していた筆者としては、この仕事に対して対象のリスクを感じてしまいます。
そのため、この料金でこのリスクを負うか、と考えた場合、答えはNOです。
もちろん、なかなか仕事が見つからないイタリア在住者にとって、日本語でかつ誰でもできる仕事はありがたくも感じます。
しかし、グレーゾーンだと感じながら続けることは筆者にとっては稼ぎ以上にストレスだったため5回ほどしてから止めることにしました。
この記事は参考までに!
あくまでも、これは筆者の意見と見解であるためご自身で考えて行動するようにお願いします!
売主向けのリスクについては多くインターネットで見つけることができますが、
意外にも買い付けバイトという仕事に対してのリスクなどはほとんどネットでは書かれていません。
筆者が考えすぎなのかもしれませんが、よく考えて行動をするに越したことはなおと思います!
皆さんもよく考えてするかしないか、決めてくださいね〜♪
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